今朝、日光の子供を守る会の大島様と電話で話をしました。

大島様は「実際 子供達はこっちに来て欲しくない」とおっしゃっていました。

今朝のブログ記事にも書きましたが、地元の人達は放射能が危ない等と発言すると、観光業への打撃を受けている事もあり、戦時中の非国民扱いのような形になり、周囲から白い目で見られのだそうです。

この事は、福島県のいわき市でも同じような雰囲気が漂っています。


日光市の問題を良く考えると、何でこういう図式になるかと言うと、それは福島第一原発事故で一番被害を受けたのが、市民の一番の収入源の観光業であったからです。

実害、風評被害 両論ありますが、いずれにせよ、東電から受けた害である事には間違いありません。

ホテル、旅館、旅行会社、お土産屋さん、飲食店、写真屋さん、ありとあらゆる 観光業が打撃を受けました。

今、一番 やらなければいけない事は、日光の観光業に東電がしっかりと補償する事です。

まず、地元で一番困っているこの人達を救ってあげないと、日光市の住んでいる子供達は延々と被曝してしまいますし、関東の子供達も修学旅行に行ってしまいます。

今 日光市で市民が声を挙げると、おそらく観光業を生業としている人達と対立してしまう危険性があります。まずは、危険だと声を挙げようとしている市民と、観光業の人達が結束して、東電と闘う事が大事です。

それが出来れば、日光市の市民が市役所に対して、放射能対策を訴えていけますし、世論に訴えれば 日光は今は来ない方がいいと 提案が出来ます。

今後、相模原市に対しては結果を待つしかありませんが、日光の守る会と連携して、関東方面でお手伝いが出来ることを行っていこうと思います。

また、昨年7月に東林間児童館にて、飯館村の長谷川さんを招いての講演会を開催しましたが、今度
は、福島の人や、日光、いわき市の人をお招きして、現地の実状を語って頂く講演会の開催も 良いのではないかと思います。

日光に行くな!と、言っておきながら、日光を応援するとは、こいつはバカか?と思われる方もいると思いますが、地元の放射能に対して不安を抱いている方々は、こどもまもりたい、横浜の修学旅行を考える会、その他県内の多くのこどもを守る会に、救いを求めています。

日光が安全宣言を出して、これ以上 被害が出ないように地元の観光業を守っている限りは、問題の解決に結びつかないでしょう。

しかし、栃木県外から 栃木県と日光市に対して 圧力をかける事、そして世論を動かさなければ、日光の問題は解決出来ないような気がするのです。

どこまで、出来るか分かりません。

しかし、やらないよりは、やった方がいいでしょう。ダメで元々、日光の守る会と協力して問題に当たりたいと思います。