頭が下がる。 | 弥 高矢 演技の先生ってどんななの??

弥 高矢 演技の先生ってどんななの??

「無意識を解放し、
全てをさらけ出しても尚、魅力的」

心理学を応用した演技理論展開を元に
表現についてなんかを
だらだらと書いてます。


演技、ダンス、歌、
様々な表現から
自身の考え方、
取り組み方と日常を・・・・・。



日常8割ですけど。

私的ブログです。







家のお母様の話し。




オレには
母親がいるのですが
結構な高齢なのでございます。




が、


しかし


まだまだ元気ではあるので
出掛けたりしつつ
人生を楽しんでるところですが





とある日の事・・・・・・・・









家に母親あてで
見知らぬ人物から
荷物が届いたのですよ。





母親に聞いても
全く心当たりはなく

結構重みのある
荷物だったので

困惑していたんですよね。






母親
「何か全くわからない。
なんか買ったかしら??」


オレ
「どうする??
とりあえず開けてみる??」









ってな
状態でしたが

このままにしておくわけには
いかないので
恐る恐る開けてみると・・・・










たくさんの書状に
書かれた文章と
お礼と思われる品物の数々と



そして・・・・・・・・










一枚のハンカチ。













母親
「あぁ、思い出した!!
わざわざいいのに・・・・」




オレ
「えっ??どうしたの??」








聞くところによると

母親自身の
年齢が高齢の為、

知人や友人の
葬儀に行く事も
あるんですよね。






この品物の送り主は
葬儀で送られていった人の
配偶者だったそうで・・・・・・・・











母親
「この葬儀の時、
旦那さんが凄く悲しんでて
涙を流していたから
とっさにハンカチを
渡したんだよね。」




オレ
「えっ??そうなの??」



母親
「あまりにも悲しそうだったから。」


母親
「それで名前を聞かれたから
答えたんだけど
すっかり忘れてた。

わざわざいいのに・・・・・・」












・・・・・・・
・・・・・


・・・・・
・・・・

・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・








書状には
溢れんばかりの
お礼と感謝が
たくさん綴ってありました。






亡き妻との思いでや
失った事の悲しみに

認知症を発症しながらも
お互いに支えあって
懸命に生きた

溢れる命の物語・・・・・











何気なく


本当に

何気なく・・・・・





ただ心のままに
体が動いた




ただそれだけなのに・・・・・・・














今更ながら母親には
頭が下がる思いです。