前回、「買い置き」なんて言ってましたが・・・
何故そんな風になったかを書いておかないといけないなあ・・・と思いまして。
私、高校生の頃に友達とバイクでツーリングに行きました。
信州の方なんですけどね。
私は２ストのオフロードバイクに乗っていたんです。
（※今や２ストすらわからない人が多いかも・・・）
キャンプ道具・食料・着替えを積んで千葉を出発しました。
ちなみにオフロードのオートバイはガソリンが１０㍑位しか入りません。
燃費も悪く、２ストはオイルも消費しますので、長距離は大変です。
（※もともと「レーサーレプリカ」と呼ばれるタイプで、ツーリングには向かないのです）
信州に行ったこと有ります？山の方に行くとガソリンスタンドが２０ｋｍ～３０ｋｍ位に１箇所しかないんです。
高校生の私達はそんなことも考えずに､山の中へ・・・・
最初のキャンプ場についた時に
「あっ！私のバイクオイルがない！」と言うことに気付きます。
仲間の一人が、「山道の入口にガソリンスタンドがあったから（１５ｋｍ位先）、買ってくるよ」
と山を下りていきました。
食事の準備をしておこうと思いましたが・・・
途中に買い物ができる店もなく、持ってきた食料を出してみると・・・
米、卵、インスタントラーメン・・・あと何かあったっけ？と言うレベル。
「どこかで買えばいい」という安易な考えでしたが、山の中にコンビニ何てあるはずもなく・・・
あるものを食べるしかないか・・・とあきらめました。
テントを張ってしばらくすると、友達が帰ってきました。
「オイルは売ってもらったけど、スタンドは閉まっていてガソリンがない・・・」とのこと。
「こんな山奥でどうしよう・・・」そう思いながら、ご飯を炊いていた飯盒を見ると・・・
やっぱりそんなにうまく行かないモノである（苦笑）
それでも、空腹を満たして就寝・・・。
朝起きて「さて・・・どうしようか？」と思いましたが、
「山を下るんだし、エンジンを切って惰性で走ろう・・・」と出発。
しかも・・・来た道を戻らず、先に進んでいきました。
それがラッキーで、すぐにガソリンスタンドと商店が見つかりました。
「なんだよ・・・こんな近くにあったんじゃん！」と苦笑い・・・。
その後は、ツーリングを楽しんだだけで無事帰ってくることが出来ました。
帰ってから色々考えさせられました。
まず、私はたばこを吸いません。でも火を付けるにはライターがいる。
当たり前のことですが、無くて初めてわかることです。
ガソリンなんて日本中どこでもすぐに入れられると思っていました。
当たり前のことですが、田舎の方に行くと件数も少ないし、夜閉まるのも早いです。
それと、米を持って行っても水がないといけない。しかも飲める水！
当たり前のことですが、水なんて日本中どこでも手にはいると思ってました。
おかずを「どこかで買える」と準備をしませんでした。
当たり前のことですが、お店がなければ買えません。
トイレットペーパーがないトイレなんて無いと思っていました。
当たり前のことですが、山のキャンプ場にトイレットペーパーなんて無いんです。
飲み物なんてどこにでも自販機があって、手に入ると思っていました。
自販機は結構ありますが・・・山のは金額が高い！しかも小銭がないと使えない！
まだまだいっぱいありますが・・・
私は今までよりも慎重に行動するようになりました。
そして「もし・・・？」と言うことを考えて先を読むようになりました。
その結果が「買い置き生活」です。
わかったかな？ママさんｗ