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皆さんは「信頼残高」という言葉をご存知ですか。

 

人と人との間にある目に見えない信頼の貯金のようなもの。

 

 

相手が信頼ができる、

とか、相手と自分との関係の質が高い、
というのは目に見えて測れるものではありませんが、

 

実は目に見えない
この「信頼残高」のストック量で決まっているのです。

 

初対面の人、
全く行動を共にせず、何者かわからない人を
「こいつは信頼できるやつ」とは言えないですよね。

 

(社会的な立場、他者からの紹介、各種情報から信用は
できるかもしれませんが。)

 

信頼関係は、人と人が一緒につくってゆくもの。

共に行動し、お互いのことを知り、
この人だったら、何か相談してもいい、とか、
一緒にもっと困難な仕事をしてみよう、というように

少しずつ共に経験や言動を交わすことで、
信頼残高のストックが増え、
信頼できる!信頼関係がある!という状況になるのです。


さて、

 

この「信頼残高」を貯める方法の一つとして、
効果的な方法をご紹介します。


それは、あなたが相手に対して、

 

「自ら小さな約束をして、
それを公言し、必ず守り、継続すること」

 

です。

 

例えば、
あなたがチームメイトとの10時開始の定例会議で、

「じゃあ、明日から9:50に会議室で待っているね」

と自ら約束し、伝える。

 

翌日、あなたは9:50には会議室で待っている、
次回もその次の回も。

同様に、会議当日その時間通りに会議室にいる、
という状況をつくり続けるのです。

 

ただ、それだけです。

 

えっ! なんだ、こんなことか~

 

と思われるかもしれません、が・・・

 

仮に、この状態が1ヶ月、3ヶ月、1年と常に、
あなたが公約した時間通りに来る状態が続けば・・・

 

「公言したことを守り、その通りにする人」

 

と相手は思いますし、
約束を守る信頼できる感覚が生まれ、
あなたと相手との間の「信頼残高」

いつの間にか高くなっているのです。

 

 

たまたま100日目に、

あなたから、会議の時刻を過ぎても

連絡がなかったとすると、
病気とか事故とか、相手はかなり心配しますよね。

 

それは「信頼残高」が高くなっている証拠であり、

仕事を頼むに価する人、一緒に何かを取り組みたい人、

という証。

 

(逆に、いつも約束の時間を守らず、
言い訳ばかりしている人には、

大きなことを頼む気にもならないですし、
もし、本当に大事があった時、遅刻や連絡がなくても、
いつものことかと思い、何も心配しないですよね。)

 

 

だから「信頼残高」は、
他者との信頼関係、関係の質を高くする意味で重要であり、

その残高を貯めるには、

 

「自ら小さな約束をして、
それを公言し、必ず守り、継続すること」

 

が大切なコツになのです。

 

 

<信頼残高が高い = 相互信頼が高い(信頼関係がある)>

 

 

・・・で、ここからが重要。

 


「信頼残高」という目に見えない貯金が
他者と自分との間にある、その「信頼残高」が高い、
ということが信頼関係につながる
という話でしたが、、

 

実は、

自分と自分との間にも

「信頼残高」というものあるのです。

 

ご存知でしたか。。

 

 

 

ここまでの話は、

 

相手との信頼
= 相互信頼 でしたが・・・

 

 

すべて自分に置き換えて、

 

自分との信頼
= 自己信頼 ・・・ いわゆる、自信

 

 

と捉えてみます。

 

 

つまり、

 

あなたの自信があるとか、自信がないとかに、
「信頼残高」の考え方が関係しているのです。

 

 

自信があるというのは、
自分が自分を信頼できるかどうか、

 

ということ。

 

 

従って、あなたとあなたの間に、
信頼残高がストックされていないと、
自信につながらないのです。

 

 

では、どうやって自信をつけ、
信頼残高をためてゆくのか。

 

それは、

 

「自ら小さな約束をして、
それを公言し、必ず守り、継続すること」

 

他者・相手がいる場合と全く同じなのです。

 

 

自分が自分に対して小さなことを約束し、
公言し、実行する、守る。


自信がないという言葉、をよく聞きますが、
これはあくまでも結果や状態であって、

 

その前提の、
自分の中の信頼残高をストックする行為が
できていないということ。

 

なので、

 

自信を持つには、

 

・   小さな約束を自分に公言する
・   その約束を守り、更に継続する
・   継続したことを自分で認めて(褒めて)あげる

 

ということを日々、繰り返すことなのです。

 

ほんとうに些細なことで構いません。

 

例えば、
朝7時に起きる、日記を書く、歯を磨く、挨拶をする・・・

 

それを、自分が自分に公言し、
できたことを認める、それを継続する。


そうすることで、
あなたの中の信頼残高、いつのまにか高くなっており、
自信がついていることと思います。

 

 

自分への小さな約束とその実行、
それがあなたの自信に変わり、人生を変えます。

 


大リーガーのイチローの名言に、

 

「小さいことを積み重ねるのが、
とんでもないところへ行くただひとつの道」

 

という言葉があるように、

 

「小さなこと」に、その継続に、

 

プロフェッショナルや
リーダーシップのエッセンスが全て凝縮されているのです。

 

自分への小さな約束、


人生を変える大切な方法だと思っております。

 


ぜひお試しください。

 

 

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