ヴァルプルガの詩 ―感想― | ちょこっとぶろぐ~乙女ゲームとアニメと徒然~

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乙女ゲーム・乙女CD・アニメ・声優のジャンルで綴ります

2015年12月23日発売<PSVita>

 ヴァルプルガの詩

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<ストーリー>
寒ノ山を含む三山に囲まれた街、寒ノ市。
主人公の平穏な暮らしは、時季はずれの転校生によって一変する。
迷い込んだ洋館で襲ってくる美しい人外のモノ。
彼女を救う人狼一族の双子の兄弟。明らかになる兄の秘密。
「ヴァルプルギスナハト……。
 中欧や北欧で4月30日に行われてるハルと冬の境の祭りだよ。
 死者と生者の境が弱まる夜と言われてる。 ……そう、今夜だ」
『ヴァルプルガの詩』死者と生者の世界の境で、少女は命がけの恋を知る。

<キャスト>
謎の青年:柿原徹也
トラ / 大神虎丸:小野友樹
リュウ / 大神龍丸:小野賢章
泉蘇芳:平川大輔

杜松:前田剛
牛尾:興津和幸
沙流太:津田拓哉
巳斗:木村昴
宇佐:榎木淳弥
ジーク:岸尾だいすけ(敬称略)

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<初回プレイ共通ルートの感想>
主人公・泉詩生の過去?と思われるプロローグから始まり、
世界観や設定などよく分からぬまま攻略キャラと出会いました。
まず一緒に住んでる兄の泉蘇芳、妹に激甘のシスコンです。
学校に行くと双子の兄弟・大神虎丸と大神龍丸が登場。
どちらも他人と関わるのを嫌ってますがイケメンなので人気者です。
そして志賀喬と名乗る転校生が登場するんだけど~

迷い込んだ洋館で遭遇した謎の青年にそっくりで驚愕するというわけ。
謎の青年は詩生を何故か狙っている。
彼女の過去に何かあるんだろうけど序盤は全く分かりません。
双子は謎の青年に襲われてたところを助けてくれるんだけど
ここであっさりと人狼であると明かしてくれます。
そして詩生を守ってくれることになる。

序盤はそんなわけでトラ&リュウと一緒にいることが多いんだけど
浮世離れした彼らとの交流は結構楽しかった。
しっかりと餌付けされる犬…ではなく狼でしたね(笑)

蘇芳はどこか身体が悪いような感じを匂わせてるけど
それ以上に何か秘密を抱えてるかも?

そして取り敢えずいろいろ問題がありそうな謎の青年。
トラとリュウの話によると隠世から来た化物らしいけど
そういう者たちが発する禍(まが)は人間に悪影響を与えるらしい。
詩生への執着は凄くて大変な状況に追い込んでくるわけです。

とにかく彼らの住む街ををずっと守ってきた人狼一族のトラとリュウは
現れた化物とされる謎の青年に狙われる詩生を守ってくれてる。
蘇芳はそのことを知ってるのかどうかよく分からないけど
過去の出来事が何か絡んでるんでしょう。
謎の青年には仲間らしき人物もいてどうなることやらって感じ。
恋愛にどう発展していくのか若干の不安はあるけど。。。
とりあえず序盤からエロティックで妖しい雰囲気たっぷり。
ドキドキで期待が高まりますね♡

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<攻略キャラ感想>
私の攻略順は…
泉蘇芳 → 大神虎丸 → 大神龍丸 → 謎の青年

※ネタバレしております(^_^;)

私の好きなキャラ順に並んでます。
キャラ順位は萌え度やストーリーなどを総合した印象です。
(キャストの敬称は省略させていただいおります)

キャラクターによって感想に差があります。
ご了承くださいませ m(_ _ )m

リュウ / 大神龍丸 … cv.小野賢章

詩生と同級生で17歳の高校二年生。トラの双子の弟です。
人狼一族の長の名代で治癒や記憶操作の能力を持ってる。
冷静沈着で常識的ではあるけど性格はちょっとひねくれてるかな。
つい皮肉を言ってしまうツンデレタイプです。

でも基本的にはいい子で優しい、ただ素直じゃないだけ(笑)
その原因が兄に対するコンプレックスなんですよね~
力の強いトラが周りから常に長候補に思われていたんだけど
そのトラと双子だからという理由でオマケみたいな形で名代になった
ことに引け目を感じてたらしい。
リュウは思ってた以上に繊細で弱い子だったんです。

しかも重大な事実を一族の仲間にも秘密にしてた。
リュウは力を使い過ぎると体調が悪くなってたんですよ~
でもどんなに辛くても誰にも言えなかった。
それは強い者しか一族に置いてもらえないという掟があったから。
弱いと力を奪われ普通の狼として捨てられてしまうんだとか。
だから小さい頃から捨てられたくない一心で我慢してたんだって。
なんかそうやって1人で捨てられる恐怖に怯えながら辛さに耐えていた
なんてめっちゃ不憫(ノ_・。)

もちろん詩生はその事実を知って心配し心を痛めます。
どうにかしようと思うけどリュウに「誰にも言わないで」と頼まれ
ただ寄り添い慰めるしか出来ないのです。
まぁそんな弱い部分を知り同情が愛情に変わってくんだけどね♡

でまぁいろいろあって詩生が化物に血脈を埋め込まれたり
隠世の実を飲まされたりし身の内に力を持つ存在になって
人狼一族の長を選ぶための嫁にされることになる。
詩生が夫に選んだ方が長になるってことです。
もちろんこのルートではリュウを選ぶんだけど…
当然のようにトラが長になると思われてたから一族は騒然とし、
トラ本人も選ばれなかったことに納得できず兄弟の仲も拗れてちょっと
大変だったけど化物は倒すことが出来ます。

でも詩生の血を得たリュウが一族をまとめ勝利して一件落着~
とはならないんですよねぇ…
リュウは力は強くなるんだけど使い過ぎると体調が悪くなるのは
相変わらずだったんです。
だから最後のバトルで力を使い果たしたら命が尽きると感じた。
それで決戦前に化物を倒したら長はトラに譲ると宣言し
詩生も譲るって言っちゃったんだね。
人一倍寂しがり屋で捨てられることに怯えていたのに
最後は何よりも詩生を失うことが恐れたってことです。
リュウの不器用な優しさと愛情にうるっとしました。

瀕死のリュウが詩生に今生の別れを告げるかのように
「君が好きだ」「言えて良かった」と言って目を閉じてしまうから
うわぁ~いやだぁ~逝かないで~ 。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
と絶望的な気持ちになったんですが…

エピローグが超絶ハッピーエンドで本気でホッとしました(笑)
まぁ簡単に言うと力と引き換えに一命を取りとめたらしい。
要するにリュウは普通の人間になってしまったのです。
これは正直言って都合が良すぎる奇跡だとは思ったけど~(^_^;)
リュウが幸せになれるならなんだっていいよね♡

意地っ張りで素直に気持ちを言ってくれない不器用なリュウだけど
恋愛に関しては分かりやすく気持ちを表してくれてたと思う。
まぁ言った後に冗談っぽくするところがツンデレなんだけどね。
そういう素直じゃない感じがめっちゃ萌えでした(〃∇〃)

いつもに憎まれ口で強がってるけど実はコンプレックスを抱え
寂しがり屋で臆病な内面を懸命に隠してるとこが健気なのよね~
素っ気ない態度をするくせに構ってもらえないと拗ねるとか可愛すぎ♡
とにかくツンデレなリュウは私の萌えを突きまくってくれました(笑)

辛い人狼一族から自由になったエピローグでは普通の恋人同士として
イチャイチャラブラブするのでニヤニヤが止まりませんでした♡
力を失って一族から出ることになったけど十分幸せそうで何より。
リュウにとっては人狼でいるよりも良かったと思う。
悩みがなくなったせいなのかツンデレだったはずのリュウも
愛情表現が素直なって最後は単なるバカップル状態でしたね(´∀`*)

賢章くんは初攻略だったんだけどツンデレなリュウにピッタリの
クールボイスですごく良かったと思う。
台詞の緩急が繊細で声のトーンを抑えた演技がかなり好きです♪

謎の青年 … cv.柿原徹也

強い力を持つ人外で吸血鬼に近い存在らしい。
隠世から来た魔物とか化物って感じで現世では彼らがいる場所で発生する
禍(まが)が普通の人間に悪影響を及ぼしてしまうので人狼一族から
敵視されてしまうわけです。

謎の青年という彼は詩生の学校に志賀喬という名前で転校してくるけど
本当の名前はフィンス。
現世で実態を持たない彼は志賀喬の躯…いわゆる死体を媒介してたらしい。冷静に考えると気持ち悪い事実です。
ちなみに志賀喬の正体は蘇芳ルートで分かります(^_^;)
蘇芳の本当の父親?みたいな複雑怪奇な真実が衝撃的です。

とにかくフィンスは訳も分からず暗闇に存在してたんだけど
洋館に迷い込んだ幼い頃の詩生に存在を認識させられた。
そして少女は彼に「フィンス」という名前を付け伴侶になる約束をする。
でも同じ時期にトラとリュウとも交流があった詩生が彼らの秘密、
人狼であることを知ってしまい記憶を消されてしまう。
洋館であった全ての出来事も一緒にね。
これが話をややこしくしてしまってたのですよ~(*ノ∪`*)

フィンスは詩生が約束を果たしてくれるのをひたすら待ち続けるんだけど
その時は訪れるはずもなく運良く手に入れた身体を使い自ら彼女を
探し当て血脈を埋め込み自分と同じ存在にしよとするわけです。
だけど詩生の方は全く覚えてないから謎の青年は恐怖でしかない。
忘れられ怖がられていることに絶望するフィンスの気持ちを思うと
切なくてたまらなかったです。

でも詩生も夢の中でフィンスと約束してるのを見て
「もしかして本当に約束した?」と思うようになり彼に恐怖ではない
感情を抱くようになっていく。
そして他の人に被害を与えないなら一緒にいるという約束をするんです。
この時の詩生は半ば人生を諦めた感じもあったけど
一緒に過ごすうちにフィンスの思いを知り心が揺らいでくって感じ。

フィンスは血脈を埋め込んだおかげで詩生の感情を感じ取ることが
出来るようになってるので理解は出来ないけど彼女が不快や不安を
感じればどうにかしようと一生懸命になるんだよね。
これがめっちゃ健気でキュンキュンくる(〃∇〃)
もちろん約束したことは忠実に守ってくれるので、
こんなの好きにならないでいられるはずがない展開です(笑)

ただねぇ~結局不毛な関係なのですよ。
恋愛は燃え上がるけどフィンスと同じ存在になって隠世に行くという
選択をなかなか出来ない、当然なんだけどね。
だけど半分だけ人外になってしまった詩生の身体はいろんなものから
狙われフィンスなしで生きることは出来ない。
フィンスを消滅させ身体の中にある彼の血脈を消すというのが
普通の人間に戻るための唯一の方法ですから…
究極の選択に迷うのは当然だと思う。

でまぁいろいろあって結局フィンスは消滅させられちゃうの。
詩生は彼と生きることを望んだのにね。
洋館の礼拝堂が炎に包まれるシーンは切なすぎました。
フィンスが誰からも理解されずただ疎まれてるのが本当に不憫で…
だからこそ存在を認め理解し愛してくれた詩生が彼の「生」そのものに
なったんでしょうね。このシーンは涙が堪えられませんでした(ノ_・。)

この完全なるバッドエンドからどうやってハッピーエンドに繋げるのかと
思ったらかなり強引な展開でした。
数か月後にフィンスが復活して詩生を迎えにきて結婚するという…
2人は隠世に行ってしまったと思えばいいのかな?
そこら辺が曖昧でちょっと納得しかねましたが
フィンスと詩生が幸せそうだったので良しとします。

ストーリー展開はあまり楽しいものじゃなかったんだけど
フィンスとの会話は意外にも楽しくてホッコリ出来ました。
最初こそ傍若無人で恐ろしい存在なんだけど詩生の感情の変化に
右往左往して機嫌を取ろうとしたりするのが健気で可愛かったです。
まぁそれも最初はなかなか伝わらないんだけどね(笑)
約束は絶対に守ってくれるので恋人のキスするまでプラトニックで
エロい展開を予想してたんだけどピュアな恋愛展開にときめきました。

フィンスは人間の感情を知らなかったので詩生の感情を読み取ることで
それを学ぶことになるんだけど、その過程がなかなか良かったです。
2人の会話が全くかみ合わないところから恋愛に発展するまで(笑)
じれったいを超越した展開だったと思う。
個人的には下着屋でのフィンスがめっちゃ好きです(´∀`*)

カッキーのボイスは…エロかったっす(笑)
そういえばドイツ語で喋るところがあったけどさすがですね。
意味分かんないけどなんかカッコ良かったです。
もちろんフィンスの冷たさを感じさせる声と演技も良かったですよ~
まぁとにかくピッタリのキャスティングだと思いました(ヘ。ヘ)

トラ / 大神虎丸 … cv.小野友樹

詩生と同級生で17歳の高校二年生。リュウの双子の兄です。
人狼一族の長の名代で戦闘に秀でた能力を持ってる。
性格は正義感が強いリーダー気質だけどちょっと独り善がりなところが
面倒くさいかな(笑)

同じ学校だけど隣のクラスなので喋ったことはないという関係だったけど
実は毎朝絡まれてた2匹の犬がトラとリュウだったわけ。
まぁ犬じゃなく狼なんだけどね(^_^;)
「犬じゃない」としつこく訂正するトラがちょっと可愛い(笑)

で、禍から街の人を守る人狼一族だと知らされ謎の青年から守って
もらうことになるんだけど~
化物の力は強大で何だかんだあって詩生は血脈を埋め込まれてしまう。
そして身の内に力を持つ存在になったことで人狼一族に力を求められる
ことになっちゃうわけです。
それがトラとリュウのどちらかの嫁になるというもの。
選ばれた方が一族の長になるということでかなり悩むことになるんだけど。
もちろんこのルートではトラを選びます。そうしないとバッドです(笑)

詩生の血を飲むことでトラは絶大な力を得て化物退治に立ち向かい勝利!
途中、内輪もめはあるけど意外とあっさり勝ってしまった感じ。
というかトラルートの問題はそんなことじゃなかったんですね。

トラは序盤から詩生と友達になれたことを喜び事あるごとに
「友達だから必ず守る」を強調する。ホントはもう好きなのにさ。
友達の好きと恋愛の好きを理解できてなかったんだと思う。
けど仮とは言え結婚することになって気持ちがすれ違うように…
もう傍から見たら両想いの2人が気持ちを伝え合わずに一族の為に
結婚しちゃったものだからややこしくなるんだよね~
まぁでも最終決戦を前にお互い気持ちを確かめ合い1度は両想いなれて
化物は退治されめでたくハッピーエンド~ にならないんですよぉっ!
詩生の力が化物の消滅と共に失われ普通の人間に戻ってしまい
トラは彼女の記憶から両想いになった事実を消してしまうの。
そして仮の結婚は解消となり離れ離れになるという…(ノ_・。)

なんでそんな展開になるのよ~って怒りを覚えるんだけど
トラは母親が禍に侵され病で亡くなったことがトラウマで
詩生を側に置くことを恐れてしまったらしい。
力を得た時は大丈夫だろうと想いを伝え側に置こうとしたけど
普通の人間に戻ったらそれは出来ないと思ったんだね。
裏を返せばそのぐらい大事な存在だってことなんだけどさ。
何も知らされず記憶を消された詩生はたまったもんじゃないよね。
彼女の気持ちを全く尊重してないことは許せないと思う。
そしてたぶん放っておいたらこの2人はどうにもならなかったよ。

ってことで見兼ねたリュウが一肌脱いでトラの本心を暴き(笑)
ハッピーエンドに導いてくれました(*ノ∪`*)
グッジョブだよリュウ~+゚。*
詩生もちゃんと大事な記憶を取り戻せたしね♡
そして高校卒業後に晴れて本当の結婚をするというハッピーエンド。
今度こそ身も心も結ばれ何よりでしたね。

リュウは俺様でぶっきらぼうっていうのが最初の印象だったけど
実際は正義感が強く誠実で意外にも礼儀正しい子でしたね。
なんだかんだしっかりと躾されて育ったんでしょう(笑)
ただちょっと思い込みで突っ走る傾向があって頑固なところも…
おかげで長になった後はかなり面倒な奴だなぁって思った(´^ω^`)
こういう人が権力持つと周りの人は苦労させられるね。

恋愛面はかなり奥手でしたね。
そういうところはリュウよりも絶対に精神年齢が低いと思う。
けど無意識に近付いては触れたり囁いたりするので天然なタラシですね。
仮の夫婦になって一緒の部屋で寝てた時とかドキドキさせられた。
あれで「友達」と思ってるなんて言われたら悩むに決まってるよねぇ。
トラとの恋愛はヤキモキしたけどそのじれったさが良かったです。

いろいろあったけど自分の気持ちを抑えてでも守ろうとしてくれて
記憶を消されたのはアレだけど無体なことはしないので好感が持てた。
詩生にお弁当をねだったりマフィンを一緒に作ったりするシーンが
子供っぽくて可愛いかったです。
長になってからの姿もカッコ良かったけどね。
この大人になりきれてない感じがトラの魅力ですかね(〃∇〃)

おのゆーのトラとても素敵でした♡
子供っぽさと大人びたところのギャップが良かったです。
あと色っぽいシーンでのエロいボイスもね(/∀\*)
でもまぁ全体通すとトラは爽やかボイスだと思います。

泉蘇芳 … cv.平川大輔

詩生の兄で医者をしている26歳。穏やかな性格でとにかく優しい。
妹を溺愛しすぎるかなり病的なシスコンだと思う。
私はめっちゃ苦手なタイプで攻略するのが苦痛でした(^_^;)

ちなみに攻略対象なので本当の兄妹じゃないという展開になるんだけど
血の繋がりが全くないとわけじゃなく従兄妹だったということらしい。
そこら辺はいろいろ複雑でしたが…

まぁとにかくキャラ的に苦手なだけじゃなく終盤のストーリー展開も
気分が悪くなるものでシナリオ読むのが本当にキツかった。
詩生を助けたい一心で自ら化物となったのは仕方がないとしても
嫌がる妹を無理矢理アレしちゃうってのはね(ノ_・。)
苦手なキャラなだけに本当にダメでした。
しかも最後に奇跡が起こってハッピーエンドになったのもなんかねぇ~

私はいくら本当の兄妹じゃなくても長い間、兄だと思ってた人を
恋愛対象として好きになるのがどうしても無理なので…
しかも優しくて溺愛する年上キャラはダメなのよ(笑)
演じられてる平川さんには申し訳なく思ったけどかなりの倍速スピードで
プレイしてしまいました(´^ω^`)

あと名前の呼び方も私としては許しがたいもので…
もしも自分の兄弟に「姫」なんて呼ばれたら鳥肌が立ちます(笑)
せっかくデフォルト呼びする機能があるんだから名前で呼んで欲しい。

☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。

<コンプ後感想>

◇ストーリーについて。
全体のシナリオはよく出来てて面白かったと思う。
ただどのルートもエンディング前のどん底からハッピーエンドへの流れに
強引さがあってそれが若干納得しかねました。
まぁハッピーエンドは正義なのでいいんですけどね。
あとは攻略キャラ同士の絡みが個別ルートでもう少しあると良かったかな。
この世界観では難しいのは分かるから仕方がないけど。

恋愛要素は思ってた以上にあって萌えも十分感じられました。
両想いになるまでを丁寧に描いてくれてたのでキュンキュン出来た。
エロ要素もそれなりで楽しませてもらえました♡

◇キャラクターについて。
攻略キャラはリュウが1番かな~ツンデレ萌えなんで(^^;)ゞ
フィンスの健気さもかなり萌えました。
私が思うにトラリュウよりも忠犬だと思った(笑)
トラも好きだけどちょっと頑固で一人よがりが過ぎたかな~
蘇芳は申し訳ないけどランキング圏外です。

サブキャラは何といってもワンコ萌え、人狼たちが良かったです。
子供の狼が出てきたときは「きゃわいぃ~」ってニヤニヤしちゃいました。

◇主人公について。
ハッキリ言って運命に流されるだけの役立たず主人公でした。
けど私はそんなに苦手でもなかったですね。
どんなに追い込まれても生きることを諦めないのは好感が持てました。
それに過酷な状況でも割と淡々と受け入れてるのが凄い子だと思う。
悲劇のヒロインに浸って嘆いたりしないから見てて清々しかったのかも。
簡単に攻略キャラを好きにならないのもゲームを面白くしてくれましたね。

◇オマケについて。
サブストーリーは立ち絵なしのシナリオでしたが音声付きで嬉しかった。
攻略キャラのはもうちょっとハッピーなお話だったら良かったけど(^_^;)
でも本編では語られなかったことが知ることが出来て面白かったです。

◇その他いろいろ。
システムは特に問題なくプレイしやすかったです。
セーブ、ロードも快適で設定も細かく変えられて親切です。
巻き戻しやシーンジャンプも簡単に出来て周回プレイしやすいと思います。

◇総評。
攻略キャラが4人なので乙女ゲームとしてのボリュームは控えめだけど
内容は濃いので楽しくプレイできました。
新品定価で購入すると若干コスパ悪いと感じるかもしれませんけど。
ちなみに私はVita版を中古購入でお得に楽しみました♪

☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。
☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。