十三支演義 偃月三国伝2 ―感想― | ちょこっとぶろぐ~乙女ゲームとアニメと徒然~

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乙女ゲーム・乙女CD・アニメ・声優のジャンルで綴ります

2014年4月17日発売<PSP>

十三支演義 偃月三国伝2



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<ストーリー>
時は後漢末。
乱世の奸雄曹操により、隠れ里から連れ出された『猫族』(まおぞく)。
人間の体に獣の耳を持つ彼らは、猫の姿の妖怪『金眼』(きんめ)の子孫と
言われ人間から忌み嫌われていた。
人間たちは猫が十二支から外れたという昔話から十三番目の干支、
『十三支』(じゅうざ)と呼び彼らを蔑んだ。
猫族の長・劉備は、人間たちの戦いに巻き込まれたことにより、
身に宿る金眼の呪いを増幅させてしまう。
邪へと堕ちた劉備は袁紹軍を乗っ取り何十万と言う人間を殺そうとするが
関羽をはじめとする猫族がこれを命懸けで阻止する。
そして劉備は元の子供の姿に戻り、官渡の戦いは幕を閉じた。
それから半年。
曹操は河北全域を支配する圧倒的な勢力へと、のし上がっていた。
猫族は曹操の国、許都(きょと)の山奥で、昔のような静かな暮らしを送る。
しかし、その平穏は曹操の烏丸討伐によって壊されることとなる。
曹操の不在を狙い、許都の人間たちが猫族を討たんと暴動を起こしたのだ。
兵士でもない普通の人間たちから理不尽な暴力を受ける猫族たち。
彼らはどうすることもできず、村を追われることとなるのだった。
時は動乱の世、猫族の、人間たちの、それぞれの運命が再び廻り始める―

<キャスト>
劉備:石田彰
張飛:岡本信彦
趙雲:鈴村健一
諸葛亮:櫻井孝宏
曹操:鳥海浩輔
夏侯惇:鈴木達央
張遼:遊佐浩二
周瑜:森田成一

張世平:藤原啓治
関定:勝杏里
張蘇双:代永翼
夏侯淵:浪川大輔
賈詡:一条和也
郭嘉:鈴木裕斗
孫権:松岡禎丞
尚香:新谷良子
黄蓋:石井安嗣
劉表:岩崎征実
新劉琦:山下誠一郎 (敬称略)

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<初回プレイの感想>
前作の劉備ルートの続きのお話ですね。
金眼として覚醒した劉備はかなり恐れられる存在になっています。
そんな中、曹操の収める山奥で平穏に暮らしているところから始まります。

でも幸せな生活は結局長く続くわけはないんですね。
曹操にはまた戦に駆り出されそうになり劉備の力を恐れた人間たちに
襲われてまた住処を追われることになる。
あてもなく途方に暮れた猫族たちは本来の劉備の言葉で南を目指し
劉備の遠い親戚にあたるという劉表の誘いを受けて新野という土地に
落ち着くというのが序盤の流れですね。

第1章からかなりハードな展開で劉備が葛藤する様子は早くも涙腺が
緩みました(ノ_・。)
そして関羽の親代わりでもあった世平が死ぬところは辛かったです。
こんな所でもう死ぬの?って感じなんですが前作だとルートによっては
お亡くなりになってるので仕方ない流れなのかもね。

曹操軍の方は相変わらずな感じで猫族を利用しつつ南を攻める予定
でしたが当てが外れてしまいました。
夏侯惇、夏侯淵は変わらずですが新キャラが加入して賑やかになってます。
そして張遼も曹操軍に入りましたね。
呂布がいなくなったのに生きていることに矛盾を感じるけど(笑)
張遼ルートで納得させてくれると信じてます。

三国志の流れ的に劉備と曹操はこの先対立関係だからこのメンバーと
関羽がどうやって絡み愛を深めるのか楽しみです。

猫族では劉備が子供の状態ではあるんだけど本来の姿がかなり出やすく
なってますね。
それから今もまだ金眼も存在していて3キャラ演じる石田さんは大変です。
張飛は前作より大人になった印象ですね。
まだ序盤だけどいきなり世平が死んでしまったりして更に大人になりそう。
そして趙雲は当たり前のように猫族と一緒にくらしてます。
頼りになる存在なんだけど前作の個人ルートではかなりヤンデレたので
どうなっていくんしょうかね。

そして三国志で忘れちゃいけない諸葛亮。
満を持しての登場ですね~
劉表のところで初対面するんですが劉備に興味を持ってくれたみたいで
猫族と共に来てくれることになります。
力と頭脳が合わさった劉備軍は最強な感じですよね(*^▽^*)

あともう1人の新攻略キャラ周瑜。
序盤でちょっとだけ関羽と遭遇しましたが謎な登場ですね~
本格的な登場の前の顔見せって感じ。
とりあえずは孫権と一緒に様子を探っているみたいです。
周瑜の方は勝手に関羽を気に入って味方になるっぽいこといってますね。
曹操が呉を攻めることでどんな風に展開し関羽とどう関わるのか楽しみ。

そして猫族は新野に腰を落ち着け諸葛亮を軍師に迎えての初陣。
劉備の「猫族みんなが平穏で暮らすために国が欲しい」という願い。
それを叶えるべく動き出したわけです。
最初こそ諸葛亮を快くは思っていないんですがすぐに心を許す張飛たち。
元来、お人好し気質なんでしょうね~(笑)
もう少しギクシャクするかと思ってたので簡単に打ち解けたのはちょっと
驚きました。
まぁそこが猫族のいいところなんでしょうが利用される原因でもあるな。
ともかくこの初陣前までが共通ルートですね。

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<各キャラ感想>
攻略順は
→ 劉備 → 張遼 → 張飛 → 趙雲 → 周瑜 → 曹操 → 諸葛亮 → 夏侯惇

※ネタバレしまくってます(^_^;)

私の好きなキャラ順に並んでます。
上にいる方が好きなキャラです❤
キャラ順位は萌え度やストーリーなどを総合した印象です。
(キャストの敬称は省略させていただいおります)

キャラクターによって感想に差があります。
ご了承くださいませ m(_ _ )m


夏侯惇 … cv:鈴木達央

異常なほどに曹操に心酔して忠義を果たす夏侯惇。
真面目で堅物で元々猫族を毛嫌いしているので関羽にはもちろん冷たい。
けど本来は平和を望む優しい人でいずれ曹操が平和な国を作ってくれると
信じて戦い続けているわけです。

序盤は関羽との戦い右目を失うという展開になるのでなかなか恋愛に
発展するのは難しく思える状況ですね。
夏侯惇が攻略キャラの中で1番に関羽を嫌った状態でのスタートですから。
ストーリーは劉備が大人にならないのでオリジナル展開。
劉備軍が新野から逃げる中、曹操軍に追われ関羽が難民を助けるために
捕虜となり夏侯惇たちが駐屯することになった江陵城に連れて行かれます。

夏侯惇は真面目すぎるが故に面白行動するので本当に萌えます。
関羽が逃げ出さないように夜寝るとき自分の手と関羽の手を繋いでたら
運悪く夜盗に襲われて2人で戦う羽目になったり(≧∇≦)

夏侯惇は右目を奪った関羽に対して最初こそ激高してましたが
それよりも自分の武が猫族のしかも女性である関羽に負けたことが
悔しくてならないようでいずれは超えたいと思うようになる。
凄い向上心の高い出来た人間なんですよね~
その分夏侯淵が関羽に恨み辛みを言ってくるんですけど(笑)

江陵城に囚われた後は更に驚きの展開で夏侯惇と夏侯淵が周辺の村を
治めるために出かけるんですがそれに関羽も同行させられる。
そこで江陵城を奪われた荊州兵に襲われ逆に3人して捕虜にされてしまう。
襲われた夏侯淵は瀕死の状態になり関羽が看病することになるんです。
そこで夏侯惇は戦場意外で見せる関羽の姿を見て意識し始めるわけ。
ここからめちゃめちゃ萌え展開でしたよ~(≧∇≦)
夏侯惇のドギマギするリアクションは可愛すぎるんですけど
最高だったのはやはり事故チューですね!!
いがみ合ってた2人を近づけるのはこれしかないってことですかね♪

まぁそんなこんなで距離が近づく2人なんだけど序盤では思想の違いで
ぶつかり合っていたのが関羽の戦う理由に夏侯惇は共感していきます。
「目の前で死んで行く人を見捨てることは出来ない。
 だけど大事なものを守るためなら相手を殺すことも厭わない」
優しくて強い女性ですよね。。。

意識を取り戻した夏侯淵に酷い言葉を投げつけられ傷つき涙を零した
関羽を思わず抱きしめてしまった夏侯惇。
確かに想いを通い合わせたけど言葉にはしない2人。
再び対峙すること予感があるからなのかもしれない。
そして夏侯惇は看病の借りを返すと仲間の元に戻ることを許します。
別れる時に初めて「関羽」と呼んでくれた夏侯惇に切なくなったよ。

が、しかし1人になった関羽はまたしても荊州兵に捕まってしまい
取り敢えず森の木に縛り付けられてたら偵察に来ていた夏侯惇と
まさかの再会を果たしてしまいました(笑)
この2人の運命の赤い糸は相当強力ですよ(〃∇〃)

ストーリーの結末は荊州兵を取り込んだ劉琦軍が暴走して曹操軍と
戦を始めようとするのを呉との同盟が上手くいかずにいた諸葛亮が
上手くまとめてくれて猫族ごと曹操軍に降るというものでした。
諸葛亮の交渉によって住む土地と安全を約束され一応平和です。

それにしても夏侯惇の劇場型告白は凄かったです。
想いを自覚した後は気持ちをストレートに伝えてくれましたね。
夏侯惇が「人を愛おしく思うだけで、自然と頬が緩む」って言ってたけど
聴いてるこっちはそれ以上でしたよ(*≧ω≦)
関羽のことも「惚れた女」と言って「愛してる」とか
「ずっと俺の傍にいろ。俺にお前を守らせろ…」などなど。
ニヤニヤセリフのオンパレードでした。

結末についてはちょっと思うところはあるけど、このルートは
曹操軍のメンツが結構いい人っぽくなってるのでこんな展開もアリかな。
前作では死んでしまう夏侯淵も最後まで生き延びて関羽ともそれなりに
関係を築けたのは凄く良かったです。
エピローグは夏侯惇が劉備や張飛たちに振り回されてるシーンが楽しくて
でもしっかり甘い展開もあって大満足。
ツンデレ夏侯惇がすっかり恋愛事にも自信を付けたみたいで関羽を
翻弄するのでめっちゃ甘くてキュンキュンさせてもらいました。

自分の信じる正義のために戦って来た2人がお互いを知り共感することが
次第に恋や愛に変わっていくのは自然な流れで良かったです。
真面目で偏った考え方の夏侯惇だったけど元々は純粋で真摯なので
わだかまりが取れると凄く優しく大事に守ってくれて愛してくれるので
関羽の将来は安心だなと思えます。

オマケの桃園モードの後日談は夜に仕事をしている夏侯惇の部屋を
関羽が訪ねるというムフフなお話(〃∇〃)
結構強引に迫ってくる夏侯惇にドキドキでしたよ。

やっぱり私は夏侯惇が1番好きなんだなと再確認しました。
とにかく萌え転がりニヤニヤが止まらなくて困りましたよ~(^_^;)
達央くんの恋愛にウブなボイスも後半の色気あるボイスも素敵でした。

曹操 … cv:鳥海浩輔

相変わらず傲岸不遜で冷徹な曹操様ですが実は人間と猫族の混血で
自分以外の者を憎悪しているという歪んだ人です。
だけど関羽が自分と同じ混血だと知り物凄い執着をしてくるわけ(^_^;)

というわけで曹操軍に追われ新野から逃げる劉備軍なんですが
このルートの曹操は物凄い勢いで追っかけてくるのであっという間に
関羽は捕まって妻になるべく拘束されるという序盤のストーリーです。
略奪され意思を無視して祝言を上げさせられ上に劉備軍が殲滅されたと
知らされ曹操を恨むばかり関羽。
祝言の夜、復讐を狙うけど叶わず命を絶とうとします。
さすがに死ぬほど嫌われたと知った曹操は距離を置くようになる
というところから2人の関係が変わっていくという展開ですね。
5章までは関羽が曹操に心を許すどころか嫌悪を深めていくので
どうなる事かと心配になりましたが6章からやっとスタートって感じです。

一方全滅したと思われた猫族は周瑜の助けもあり生き延び呉との同盟に
動き出すという通常の流れでちなみに劉備は大人になってます。
こちらは当然ですが関羽奪還を目指して奮闘するわけですね。

曹操は嫌われても関羽を手放すことが出来ずただ「ここにいて欲しい」
と願い弱みを見せていきます。
生まれてから今まで人を愛したことも愛されたこともないと言う曹操の
心の内を知り優しい関羽はやっぱり放って置けなくなります。
彼の生い立ちを知り「生まれてはいけない存在」という自分同じ想いを
抱えていたことを知り淋しさを理解してしまう。
そして曹操を理解し自分のことも理解してもらうために努力を始めます。
関羽のこういう前向きなところは本当に感心しますよね。

他のルートから見ると曹操って傲慢で高圧的な君主って感じだけど
実は仕事の鬼で関羽じゃなくても心配になるぐらい働いてます。
侵略さえしなければ結構いい君主様だと思いますよ(笑)
そんな曹操に休暇を取らせたり身体に優しい食事を作ったりする関羽。
この辺りのエピソードは微笑ましくて後から振り返ると本当に
束の間の幸せな時間だったなと思う。
そして曹操は血ではなく関羽だから愛しているんだと自覚し、関羽も
その想いを受けて愛おしいと感じるようになり2人の心は結ばれました。

しかし、そんな幸せな時間は長くは続くことはないんですよね(ノ_・。)
劉備軍と呉軍が同盟を結んだという知らせが入ると曹操はまた大陸制覇を
達成させることに囚われていくわけです。
曹操は自分を蔑んだ父親を見返すために戦ってきたのにその父親を自ら
殺し目的を見失ってもう止まることが出来なくなっている。
再びその呪縛に囚われた曹操はもう関羽にも止められない。
そして関羽が選んだ決断は自分が戦って曹操を止めるというもの。
曹操もまた自分の弱点となった関羽を抹殺すると決意する。
愛し合った2人のこの過酷すぎる運命に心がえぐられそうになりました。

本当に関羽は強い女性だと思います。
「やめて」と追い縋るのではなく、愛しているからこその選択。
曹操も自らではもう止まることが出来ないとわかっているから
関羽を殺すぐらいなら殺される事を望んでいるのかもしれない。

そんなこんなで関羽は猫族に合流するんだけど今までの経緯を聞いた
みんなの反応が軽くて沈んでた気持ちを浮上させてくれました。
関定の「この夫婦めんどくせ~」には思わず笑っちゃった。
確かにね、愛し合ってるのに何で戦うんだって感じだよね(^_^;)

そして再び対峙した曹操と関羽の戦う様子は不思議と楽しげで
究極の愛の形だなと思う。
でも結局は殺すことが出来なかった曹操は一緒に逝きたいと望んだ関羽を
突き放し大河に身を投げそこから形勢は逆転して曹操軍が追われる側へ。
曹操は一命を取り留め夏侯惇たちと敗走するんですがそこからの展開は
かなりグッとくるものでしたね。
夏侯惇たちの曹操への想いと張飛と趙雲の関羽への想い。
彼らの助けがあって再び会うことが出来た2人。
戦いに破れ生きる気力を失っていた曹操が新しい生き方を見つけることが
出来たのはもちろん関羽の愛の賜物だと思うけどそれだけじゃなく
仲間たちの想いのおかげでもあるなと思いました。
何もない洞窟みたいな場所で愛を確かめ合うシーンは感動的でしたね。

その後、関羽は自分のせいで沢山の兵士を死なせたことが曹操と
一緒にいてはいけないという考えになり姿をに消してしまう。
そして猫族の所にも戻らず1人でひっそりと暮らすことを選びますが
曹操が3年をかけて捜し出してくれるというエンディング。
「3年かかった…」という言葉に重みが感じられましたね。
それぐらい立派な王様に生まれ変わり本当に愛し愛されることを知った
曹操がめちゃくちゃ素敵です。
ラストに抱擁するシーンでは号泣させられました(ノ_・。)

桃園モードの後日談では猫族も招いて改めての祝言。
大事な人たちとも再会出来て超ハッピーエンドです。
本当にやっと幸せな夫婦になれてました。
いろんな仲間たちが登場しての微笑ましい会話に嬉くなりました。
とにかく辛かった分だけ幸せになって欲しいと切に願います。

このルートは本当にいろんな事があり過ぎでしたね。
幸せになった瞬間に突き落とされるって感じ。
でも曹操の自分の対してネガティブなとことか生活能力が低いことなど
何だか放っておけないこのギャップがいいですよね。
あと曹操軍の人たちが結構優しくてくれるのが嬉しかった。
張遼や賈詡の心遣いが沁みました(ヘ。ヘ)
ラブシーンは甘さよりも切なさの方が強かったかな。
鳥海さんの切なく儚げな演技が素敵でドキドキさせてもらいました。

諸葛亮 … cv:櫻井孝宏

今作から満を持して登場の諸葛亮、三国志といえばって存在ですよね。
もちろん賢くて常に先手先手を考えてる人です。
どのルートにも重要な役割を担って登場してくるので存在感は抜群。
序盤はとにかく辛辣な言葉で関羽に対しては冷たいというより素っ気ない。
「馬鹿な事を言うな」「お前には関係ない」などとにかくキツイ言葉の
オンパレードで恋愛面は前途多難だな~っていう感じでした。
でも何故か最初から劉備に対しては優しいというか本気で仕えてくれます。
このルートでは大人劉備ですが子供のままの時もそれは変わりません。

ストーリーの方は諸葛亮にくっ付いて行くことになるので
援軍頼みに行ったり同盟を結びにいったりとお出かけが多いですね。
流れは曹操軍に追われて劉琦に援軍を頼み呉と同盟を結ぶという感じ。
諸葛亮は頭がいいだけじゃなく口もかなり上手いので交渉は流石です。
関羽がこの口の上手さに心の中ででツッコミ入れるのが結構面白い(笑)
この辺りまでくると諸葛亮も関羽に対して特別なものを感じるように
なってきますが凄く分かり難いです(^_^;)
なので鈍感な関羽には全く伝わらず以前進展せずですね。

常に正論を言う諸葛亮と感情に流される関羽はたびたび衝突しながらも
徐々に信頼関係を築いていきます。
そして諸葛亮は「私の言う事を聞いていればいい」という言葉ではなく
「私を信じてくれ」と優しくいってくれるようになる。
関羽があまりにも自分を犠牲にするようなことを言うからね。

諸葛亮は幼い頃に父親を戦で失い戦火を逃げるさなか弟妹とはぐれ
それっきりになってしまったことで戦場にいるとそれがトラウマとして
蘇り倒れてしまうという問題を抱えていました。
子供だったせいで既にその記憶はあいまいでもしかして自分が弟妹を
見捨てたのでは?という罪悪感があるらしい。
その罪悪感が自分への嫌悪感に繋がり自分を信じることが出来ないでいた。
だから関羽の自己犠牲的な善行を見るのが辛かったようです。

関羽は当然心配し助けようとしますが最初のうちは拒絶されます。
だけど次第に関羽が信じてくれることが心を安定させてくれるようになり
トラウマや想いを打ち明けてくれるようになりました。
諸葛亮にとって猫族そのものが生きる希望だった。
弟妹とはぐれた後、自身も命の危機に晒された時に現れた猫族の少年。
たぶん周瑜だと思うんだけど彼に助けられたことで猫族の存在を知り
自分を生かしてくれた猫族を助けたいと思うようになったそうです。
終盤は諸葛亮の猫族を生かしたいという想いにグッときました。

後半のストーリーは呉と同盟した後、水軍の戦いで曹操軍とは膠着状態。
それを打破するための曹操軍に降るという策。
まぁ実はスパイとして諸葛亮が関羽を連れて曹操軍を中から壊滅する
というものなんだけど関羽は何も知らされずで大変でした(^^;)
同盟軍でも劉備、趙雲、周瑜しか知らされていなかったんですよね。
敵を欺くにはまず味方からってことですけど嘘と詭弁に翻弄されました(笑)
でもおかげで大勝利になったわけです。

諸葛亮は自分に対して罪悪感じゃなく嫌悪感を抱いていた。
信じて欲しいと言いながら自分が1番自分を信じれずにいた。
だからこそ希望を与えてくれた大切なもの…猫族を助けたい。
そんな思いから諸葛亮は一発逆転の策を講じたわけですね~
翻弄された関羽は可哀想だけどそれでも信じつづけた彼女の存在が
過去のに囚われ続けるのではなく前を向くキッカケを与えてくれました。

最後に2人で戦うシーンは諸葛亮らしくて良かったです。
手を繋ぎ合って想いを確かめるプラトニックな2人が素敵でした。
でも嘘が上手過ぎて困りますね(笑)
途中まで展開が読めず本気で諸葛亮の行動に振り回されましたよ。
一応、相思相愛になりましたが「好きだ」とか「愛してる」がないのは
物足りないけどやっぱり諸葛亮らしいかな。
「お前はずっと私の傍にいればいい」って言ってくれたしね(〃∇〃)
ラストシーンの相変わらずの会話からのラブ展開はよかった。
恋愛面は関羽の方に主導権あるの?と見せかけてすぐに形勢逆転する
諸葛亮にキュンキュンしました。

オマケの桃園モードは関羽が今まで戦って受けた傷痕を見た諸葛亮が
いろいろ想いを巡らせるエピソードが良かったですね。
後日談は平和で暮らす土地を得ただけど山賊などとの小さな戦いが
続いている中、戦に赴く関羽を諸葛亮が心配するというお話でした。
怪我を手当てする諸葛亮がかつて関羽が戦った武将に付けられた傷痕に
「他の男の付けられた傷」などと言って嫉妬してくるんですよね。
しかも自分も痕を付けると噛みついてくるという大人な展開へ。
本編のラストシーンよりもだいぶ関係が進展していてドキドキしました。
ちゃんと「愛してる」といってくれましたしね(≧∇≦)
櫻井さんの甘いセリフを最後に聴けて大満足です。

趙雲 … cv:鈴村健一

優しくて頼りがいがあり正義感が強いけど戦乱の中で割切ることが出来る
まっとうな人物、どのルートでも趙雲いてくれると安心なんですよね~
真面目で堅物が故にちょっとズレたところがあるけど天然人間タラシ
という異名を付けられてしまうほど人間も惹きつける才能の持ち主です。

趙雲ルートでは新野を追われ江陵に逃れるくだりで曹操軍の夜襲を受け
たまたま子供たちに料理を振る舞っていた関羽が狙われます。
そして一緒にいた子供たちが見せしめのごとく殺され、
その責任を感じた関羽は心が壊れてしまう。
さらに言葉まで失ってしまった関羽は趙雲と共に戦いを離れ静養旅に
出ることになるという流れで劉備は子供のままです。

最初この展開に何度辛い出来事を経験しても気持ちが折れるなかった
関羽が心の病にかかるっていうのがちょっと腑に落ちませんでした。。。
でも趙雲が何も喋れなくなり気持ちの弱くなった関羽に
「お前は本当はただ優しいだけの弱い少女だったんだよな」
と言ってくれてハッとしました。
仲間の為、弱い者の為に強くあろうとずっと頑張っていただけで
今回のことで貯め込んでいた気持ちがパンクしてしまったんですね。
関羽の本質を理解し優しく労わり寄り添う趙雲に涙が溢れました(ノ_・。)

旅の方は当てもないものがやがて生まれ故郷を目指すという話へ。
前作の趙雲ルートで明かされる関羽の出生の話になるのかと思われたけど
やはり父親である公孫賛はすでに亡くなっているので真実は闇のまま。
関羽が猫族と人間の間に生まれた子供であるってことと趙雲が公孫賛が
猫族の女性と恋に落ちた話を聞いたことがあるという感じで
分かる人には分かる描き方で自然で良かったと思います。

後半は曹操軍の烏丸征伐に遭遇して巻き込まれていくことになりますが
そこでまた子供たちが襲われているシチュエーションになり関羽は
今度こそは助けたいと思うことで立ち直っていきます。
趙雲は「お前を戦に巻き込みたくない」と労わり続けようとしますが
戦いの中で生きてきた関羽は結局戦いの中で自分を取り戻すキッカケを
見つけることが出来ました。
皮肉ですが毒を以て毒を制すってことでしょうかね。

烏丸の戦いは曹操軍の兵士として趙雲の元部下が出てきたり関羽が
残虐な男・郭嘉に囚われたりと苦戦しますが荊州から密かに猫族たちが
助けに来てくれて何とか制圧することが出来ました。
結末としては幽州に人間と猫族と烏丸の国を築くという感じですね。
この土地で国を築くのは曹操軍の本拠地も近いし危険な気がしますが
趙雲ルートですから仕方ないですね(笑)

甘い言葉を垂れ流す趙雲は「俺の仕事はお前を甘やかすこと」などと
平気で言ってくる男なので心が弱ってる状態で長い時間一緒にいたら
出来上がらない男女はいませんよね(笑)
趙雲に「好きだ、拒まないでくれ」と言われ関羽も自然な流れで想いを
返し結ばれました。

序盤から弱っている関羽に触りたい放題でずっと2人っきりの趙雲はかなり
役得なんですが彼の関羽に対する深い愛情には心を打たれました。
堅物というイメージがタガが外れると情熱的に愛情を注いでくれますが
相思相愛になると嫉妬や束縛が激しくなってちょっと怖い趙雲です。
それでもラストのベッドでの大人なシーンは激甘でキュンキュンして
しまいました(〃ω〃)
鈴村さんの低音の甘いボイスもドキドキで堪能できました♡

桃園モードの後日談では予想通り公孫賛のお墓参り。
趙雲は最後まで忠義を果たせなかった事を謝り関羽の事を報告します。
この時空では関羽の出生は明かされないままなのですが奇しくも
父親の墓前で結婚のを報告して愛を誓うことになりました。
2人とも本能的に感じているのかもと思い感慨深いエピソードでしたね。
お墓の前でイチャつくのはどうかと思うけど最後まで激甘で何よりです。

張飛 … cv:岡本信彦

考えるより先に手が出ちゃうという頭の中身が軽い張飛。
お調子者で関羽に対してのジェラシーがあからさまなのは相変わらず。
でも前作よりも序盤から信念を持って行動してるって印象ですね。
関羽もそんな張飛を心強く思うようになっています。
まぁ兄弟同然で育った中なので全く恋愛的な意味では眼中に入ってない
のでかなり残念な状態ではありますがね(笑)

住処を失った猫族に手を差し伸べてくれた恩人と思っていた劉表の
真の思惑を知ってしまいいろんな事を思い悩んでしまう関羽。
ネガティブになりそうなところを張飛が励ましてくれるのでだんだんと
頼もしい存在になっていく感じ。
ストーリーは三国志に近いけどオリジナル展開で劉備は子供のままです。
仲間を人質に取られ曹操軍に投降し使われる事なったりもしたけど
呉との同盟が上手くいき形勢逆転して見事に人間と猫族が一緒に
暮らす国を作ることが出来ました。
このルートのストーリーはハートフルですね。
仲間同士の絆はもちろん猫族と人間が絆を深めていくところが丁寧に
描かれていて本当にハッピーエンドって印象です。

張飛は守るために戦い自分たちを蔑む人間にさえも優しさを与えられる
立派な男に成長していました。
誰にも死んで欲しくないという優しさが随所に見られて心が温かくなった。
「俺ってガキだからさ…」って子供だった自分を認めてた張飛に驚いた。
以前はとにかく、がむしゃらで大人ぶってる感じだったけど、今回は
自然体で無理せず自分の出来ることを一生懸命頑張ってましたね。

それをいつしか頼もしく感じ気が付いたら弟とではなく1人の男性として
意識するようになる関羽の感情はとても自然で良かったです。
決戦前の告白は関羽からだったけど(笑)でも2人らしくて素敵だった。
前作では正直萌えられなかったんですが今回は頼もしくなった張飛に
キュンキュンしてしまいました。
脱弟、脱姉貴した2人をニヤニヤして眺めました。
関羽って呼べるようになって良かったね、張飛☆

いろんな意味で大人になった張飛に脱帽しました。
器のデカさがハンパないですね。
謙虚で協調性もあり素晴らしいリーダーだなって思います。
恩人を失って知った守るために戦うという精神や思いやりの気持ちは
慈愛に満ちていてきっとみんなの事を守ってくれることでしょう。

オマケの桃園モードのエピソードもどれもホッコリ出来るお話で特に
張飛が関羽の好きなところを話すシーンが凄く好き。
優しさに溢れた愛情を感じられました。
後日談エピソードはいきなりベットのシーンで驚いた(笑)
しっかり大人になった張飛にドキドキしてしまいましたよ(〃ω〃)

劉備 … cv:石田彰

諸葛亮の策略で子供の姿から本来の姿を取り戻した劉備。
共通ルートで子供の姿のままで本来の意識になってる時は結構素敵って
思えたんだけど大人の身体になるとどうも精神年齢が低く感じる。
優柔不断な印象ばかりが目に付くんです。
子供の容姿だと許せることがあの大きな身体だとなんだかね(^_^;)
そして戦いの場面になると出てくる金眼がとにかく残虐な上に
関羽至上主義なものだからこれが出てくると本当に鬱な気分になる。

ストーリーは三国志の話に近い展開だと思う。
途中、趙雲とは別行動となり劉備が大暴れしてしまう。
それをキッカケに本格的に猫族討伐に乗り出した曹操軍に対抗するために
呉と同盟を結びたいと考え孫権と対面する。
そして呉との同盟のために孫権の妹である尚香と結婚が持ち上がり
関羽大好きの劉備は躊躇し、もちろん関羽も動揺するわけです。
でも諸葛亮に諭され、自らの役目を思い出し縁談を受け入れることに。

尚香は本気で劉備の事を好きになっちゃうんだけど関羽との関係に
嫉妬しその邪な心を白銅に付け込まれ乗っ取られるという可哀想な子。

白銅は300年前に大陸を恐怖に陥れた金眼の妹ってことなんだけど
この設定に正直「?」ってなった(笑)
前作で全くそんなこと言ってなかったのに…
尚香の様子がおかしくなったのが張遼と接触してからだったから
もしかして呂布?ってビビったんですが違いました(^_^;)
最終的には尚香は助かるので良かったけどね。

白銅が大暴れしたおかげで曹操軍は大ダメージを受け衰退し
しばらくは大人しくなるだろうとういう見解で劉備と猫族たちは
新野に戻り静かに暮らすと事になるというラスト。
呉との同盟は継続されますが劉備と尚香との婚約は解消され
関羽は劉備と結ばれました。

関羽が呪いの影響を受けた狂気な劉備を受け入れたことが
劉備自身も呪いを受けた自分を受け入れ罪を受け入れる出来た。
そしてすべてが統合されて金眼の呪いから解放されたようです。
そのおかげで若干性格は変わったようですが。
堂々とみんなの前でキスしちゃうような劉備が信られません(笑)

桃園モードのEND後のエピソードは数年後2人が結婚して子供が
生まれているというお話で劉備らしい穏やかで温かい後日談でした。

前作で子供劉備には全く萌えれなかったんだけど、実際大人になると
中身が全然成長し切れてなくて結構イライラしてしまいました。
仕方ないことだけどネガティブ過ぎるね。
諸葛亮にも何度も言われてたけど長としての自覚が足りない。
理想論ばかりで非情になれない…まぁ優しいってことなんだけど。
大人劉備にあまり萌えられず子供劉備を懐かしく思ってしまう私でした(笑)
関羽も実際のところは子供劉備の方が好きなんじゃないかなって思うし。
石田さんのショタ劉備はやっぱり可愛いしね(ヘ。ヘ)

周瑜 … cv:森田成一

謎の男って感じで登場し序盤は荊州兵を装って同行することになりますが
正体は呉の武将で荊州最後の猫族なのですね。
というわけ猫族たちは割と簡単にこの人には気を許していきます。
最初の印象はやはり軽くて馴れ馴れしいですよね。
どのルートでも関羽に気のある素振りを見せてきます。

出会って間もないのに馴れ馴れしくて「同族だから関羽を気に入った」
と言う周瑜は信用ならないくてぶっちゃけ苦手なタイプです。
軍をまとめたり意見したりする姿は頼もしいんですけど…
やっぱり女にはだらしないし関羽の前では軽いんですよね~
でも実は苦労人の周瑜は1人きりの猫族で生きてきて今でこそ呉で
総都督なんて肩書だけど呉軍内ではやっかみもあったりで大変みたいです。
関羽もやっぱり初めはとにかく苦手にしてますが彼の本質が見えてくると
次第に心を許していくわけですね。

ストーリーは呉との同盟や水軍での戦いがメインで劉備は大人です。
かなり詳しく曹操軍との攻防が描かれている印象でした。
あと関羽が自分と同じ存在と知り奪おうとする曹操と周瑜の対決ですね。
曹操が血に拘る一方で周瑜もまた荊州猫族の忌まわしい血を抱えてる。
病を抱えた周瑜の祖先はそれでも猫族を絶やさない為に近親者同士で
婚姻を繰り返し血を濃くし短命種になっていた。
だから1人ぼっちだったようです。
長く生きられない周瑜と関羽の関係は一気に燃え上がるんだけど
狂気的執着で追いかけてくる曹操から逃れる為に戦うことになります。
最終的には諸葛亮の策により2人は死んだことにされ山奥でひっそりと
暮らすことになるという結末です。

周瑜はいずれ孫権が一人前になったら自由に暮らし、そのうち結婚して
子供をたくさん作り笑いの絶えない家庭を築くというような
ささやかな夢を持っていたので悪くない結末ですが関羽は他の猫族と
会うことが出来なくらるので完璧な幸せとは言えないですね。
それにたぶん周瑜は長生きできないだろうし…
刹那の幸せを噛みしめてるという印象でした。

このルートは恋が一気に燃え上がるのでドラマチックではありましたけど
孫権があんまり出て来なかったことが正直不満かな。
もっと周瑜と絡んでくると思っていたので残念です。
でも桃園モードで孫権エピソードが見れたのは嬉しかったです。
周瑜の後日談は山奥暮らしのワンシーンで大人なイチャイチャで
ドキドキ出来ましたよ。

張遼 … cv:遊佐浩二

諸葛亮を軍師に迎え曹操軍との初陣で張遼と再会する関羽。
どうなるのかな~って思ってたら速攻、劉備軍に寝返って来て驚き(^_^;)
簡単に寝返るような男は本当なら信用ならないところだけど
関羽も他の猫族も諸葛亮さえもあっさり迎え入れられる張遼はさすがです。
序盤はトンチンカンな事を言って時を止めたり、
シリアスなシーンでもいきなり奇妙な発言や行動をするので和みます。
子供劉備や世間知らずの孫権との会話は微笑ましかったです。

張遼と接触したことがキッカケで関羽の様子がおかしくなり何度も倒れ
ある時、突然豹変したように曹操軍を壊滅させる勢いで殺戮してしまう。
本人は自分の意識のない間に起きたことにショックを受け張遼と一緒に
猫族の元から姿を消すというストーリー。

関羽の中にいる残虐な物の正体は金眼の仲間の妖怪。
たぶん妹なんだろうけど劉備が覚醒してないのでそこはあやふやです。
限りなく呂布に近い印象でしたが正確には呂布が喰らった妖怪。
呂布が死んだことで解放され彷徨っていた。
呂布の力の源の一つであった妖怪が生きていることで張遼も生きて
いられたということらしい。

身体を乗っ取られた関羽が曹操の領土で大暴れしたことで争ってる
場合ではなくなり敵対していた曹操軍と呉・荊州はなんと関羽討伐軍を
結成することになります。
酷過ぎる展開…関羽はこのゲームのヒロインですよ?(ノ_・。)

張遼ルートだっていうのに8章はほぼ関羽討伐についての話で驚いた。
まぁ、関羽でなくなった関羽なんか見たくなかったからいいんですが。
しかしまさかの悲しいエンディング。
最終的に妖怪を大悲樹という木に封印出来ると突き止めたんだけど
呪いの浄化には長い月日がかかるという事実。
それにより関羽はその大木にからめとられ千年以上眠ることに…
張遼はずっと側で待っていてくれるんだけど関羽の中の妖怪が消滅し
目覚める事が出来たけ時には2人とも命が尽きてしまいました。

これって悲恋ですよね?
一応、桃園モードの後日談で転生して生まれ変わって再会できたけど…
なんか本当に辛いストーリーだった。

正直、このルートの展開はキツかった。
そもそも張遼が苦手な私としては四六時中一緒にいなければならないって
ことがすでにストレスだし、関羽も普通じゃないから鬱すぎましたよ。
張遼はだんだん人間らしくなっていき関羽を愛してくれましたけど
どうにも関羽は吊り橋効果で好きになったとしか思えない(笑)
しかも、他の仲間が助けるために奔走してるのに全然感謝しないで
張遼のことばっかり考えてる関羽はあまり好きじゃないです。
この状況じゃ仕方ないのかもしれないけどね。

☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。

<コンプ後感想>
◇ストーリーについて。
最初のうち劉備が本来の姿を取り戻すルートと子供のままのルートが
存在するのが疑問だったんですが全部終わって納得しました。
大人劉備になる「劉備」「曹操」「諸葛亮」「周瑜」ルートは
呉との同盟と水軍での戦が大筋のストーリー。
子供劉備の「張飛」「趙雲」「夏侯惇」「張遼」がオリジナルストーリー。
このような分類分けあったみたいですね。
この法則に気が付いた時は本当にスッキリしましたよ(ヘ。ヘ)

それはともかく、どのストーリーも被るものはなくて感心するシナリオ。
8通りのエンディングを考えるのはきっと大変だったんじゃないかな。
それぐらいどのエンディングも良く出来ていたと思います。
ストーリーの好き嫌いはありましたが矛盾してたり納得できないものは
ないので素晴らしいと思います。

私が好きなストーリーというとやはり曹操ルートかな。
ドラマチック感ハンパないし1番泣いてしまいましたからね~
あとは張飛ルートもハートフルで好きです。
このルートは猫族と人間の絆が結ばれる様子が丁寧に描かれてて
ある意味大団円って感じで良かった。

苦手なストーリーは断トツで張遼ルートですね。
とにかく関羽が可哀想で辛かった。
それに現世で結ばれないっていうのはどうしても好きになれない。
ご都合でもいいから現世でハッピーエンドにして欲しかった。
まぁ元々私が張遼苦手っていうのがこの印象に拍車をかけましたね(^_^;)

そして恋愛のシチュエーションで1番好きなストーリーは断トツで夏侯惇。
キャラの感想で書いてますが本当に乙女の萌えを突いてきます。
王道なシチュエーションてんこ盛りで本当に最高でした(≧∇≦)

私的の好感が持てたのはベストエンディングで主要キャラクターが
死ななかったことですね~
前作はルートによってはいろんな人が死んでたので。
まぁモブキャラはいっぱい死にますけどね(笑)

バッドエンドは攻略キャラが死んだり廃人になったり関羽が死んだりと
いろいろでしたがCGコンプの為に絶対見なければならないのが辛かった。
CGなければ普段は見ないのでね(^^;)
でもバッドエンドの方がキャストさんの迫真の演技が聴けてグッときます。

◇キャラクターについて。
攻略キャラの感想でたっぷり書いてるのでサラッと全体的な印象だけ。
まずは好きなキャラ順位
 1.夏侯惇
 2.曹操
 3.諸葛亮
 4.趙雲
 5.張飛
 6.劉備
 7.周瑜
 8.張遼
私的に夏侯惇は断トツ、曹操も一歩抜き出てますかね~
諸葛亮・趙雲・張飛は僅差なんですが一応順位付けました。
劉備は…ショタの方が好きみたい(笑)
周瑜は特に悪くはないんだけど私の琴線には触れませんでしたね。
張遼は……ごめんなさいm(_ _ )m

◇関羽について。
大好きです。
強くて優しくて最高にカッコいい主人公。
慈愛に満ちた優しさで攻略キャラを変えてゆくのが本当に凄い。
優しいだけじゃなく大事なものを守るためなら人を殺すことも出来る
信念の強さや正義感は本当に尊敬してしまいます。
だから彼女が幸せになれるエンディングが多くて嬉しかったです。

◇オマケについて。
桃園システムというモードで各ルートのショートエピソードとEND後の
エピソードが見れるのはとても良かったです。
各攻略キャラごとに5エピソードとサブキャラ4人のCGアリのエピソード。
本編のストーリーを補完するためには必須ですね。
あと三国広報部というサブキャラが会話するオマケ。
劉備軍・曹操軍・呉軍のサブキャラがそれぞれお題に沿ってトークします。
攻略キャラが出て来ないのがちょっと残念ではあるけど面白かったです。

◇その他いろいろ。
オトメイトのいつものシステムで特に問題はなかったです。
2周目以降にキャラクター選択で3章ぐらい飛ばせるのは前作から
改善されてて凄く使いやすかったです。
音楽は前作に引き続き雰囲気に合っていて良かったと思う。
イベントCGはもちろん綺麗で素晴らしかったです。

◇総評。
最後まで飽きることなく楽しくプレイすることが出来ました。
やっぱり「十三支演義 偃月三国伝」大好きだな~と実感してます。
いっぱい悲しいことが起こるし痛い思いもしますが萌えられるポイントは
かなりあるし笑えるところも結構あるので多少血が流れたり死んだり
しても大丈夫であれば(笑)是非プレイして欲しい乙女ゲームです。

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