ひらてつ放浪記

ひらてつ放浪記

ひたすら旅についてダラダラ書きます

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3日目は強風の青森からスタート。



この日は臨時列車のリゾートあすなろ竜飛が運転されるので、さっかくだからということで乗ってみることにしました。全席指定席ですが、車内は悲しいほどにがら空きで1両目と2両目合わせても10人を下回るほど。同じリゾート列車でも五能線のリゾートしらかみとは雲泥の差があるようです。



発車してしばらくすると先頭車両にて津軽三味線の生演奏が。しかし、この客数では少々張り合いには欠けそう。演奏自体はとても素晴らしいものでしたが。



そしていつしか車窓には津軽湾が。



蟹田を過ぎ、見えてきたのは北海道新幹線の高架。新幹線開通後はこの津軽線はどうなるのか、非常にきになるところです。







その後の車窓はいたって普通ですが、どことなく「果て」に向かっていく路線に相応しい寂寞感があります。



荒れる津軽湾が見えれば、終点の三厩まではもうすぐ。





果て、三厩に到着。相変わらず冷たく強い風が吹き荒れています。



この、いかにも「終着駅」という雰囲気がたまらなくいいのです。





駅舎はこじんまりとした造り。周辺に人家は見られませんが、駅員もいるので寂しさはあまり感じられず、人のぬくもりがある駅というのはいいものです。







帰りはキハ40の定期列車にしてみました。リゾート列車に乗っていた僅かな客は皆、竜飛岬に行ったらしく、車内は地元利用者のみ。ボックスシートが並ぶ車内は、それだけでも旅情が湧きます。









さっきも見た車窓ですが、鈍行からだとまた違った趣きがあります。





コトコトとキハ40に揺られ、蟹田に到着。今は北海道方面の特急が停車する主要駅ですが、新幹線は蟹田には止まらないので、開通してからどのような運命をたどるのか、興味津々です。



青森行きの鈍行に乗り換え、後は帰るだけとなりました。


が、津軽線の列車が30分ほど遅延し、青森から先の列車と新青森からの新幹線に乗れなくなるピンチ。青森駅のみどりの窓口で東京行きの新幹線の指定席を確認してもらったところ、残席はなんと残り1!

かろうじて座席変更はできたものの、最後の最後にとんだトラブルに見舞われました。



ひと悶着あったものの、なんとか新青森到着。東北の地を後にします。



乗ってしまえばあっというまに東京。いつもながら新幹線の速さには驚きます。


というわけで、今回の旅はこれにて終了。でもまだまだ乗りたりない思いもあり、旅を続けていたい気分です。月並みですが、やっぱり旅は素晴らしい。