どうもこんにちは!平田家具店主任の平田敬(たかし)です。
本日の標茶町は天気も良く、先日降った雪がかなり溶けてきまして若干春っぽいお日柄でした。
さて。
先日は、オーダーカーテンのお手頃価格について力説した記事を書いたり、主任の記事はカーテン関係が多くなっていました。
でもちょっと待って下さい。
そもそも「カーテン」ってなんでしょうか?あ、語源的な意味じゃなくてですね。歴史的な意味で、です。
カーテン、カーテンと主任は連呼してきましたが、そもそも「カーテン」そのものについてお話していませんでした。反省しています。
ってな訳で早速、カーテンの歴史について主任と一緒に見てみましょうね。
まずは「カーテン」というものの起源はどうなってるかと言いますと、カーテンの始まりはずーーっと昔の古代エジプト時代までさかのぼるようです。
古代エジプト時代の住居である洞窟などの入口に、動物の皮なんかを吊り下げていたのが始まりだと言われています。古代エジプトというと、紀元前3000年くらいの頃のお話です。
その時の「カーテン」というものは今のように窓に使うのではなく、ドアのようにして使われていたようなんですね。主に防寒目的といった感じです。
そして「布」が作られるようになった時に、エジプト王のベッドの周りを覆うものとして利用され始めました。これがベッドの種類の一つ、「天蓋ベッド」の始まりだとも言われています。
ちなみに「天蓋ベッド」(てんがいベッド)ってのは男性はいまいちピンとこないかもしれませんね。ベッドの周りがレースのカーテンでグルっと囲まれている、お姫様っぽいあれです。気になる人は検索してみて下さいね。
それから時代がず~~~っと飛びまして、14~15世紀の中世ヨーロッパの頃に、今のようなガラスの窓が登場しました。その頃になってようやく、窓の装飾品として現代のような「カーテン」としての使い方になったようです。
しかしその頃にはまだ貴族の方々が使っていたもので、庶民の方々には関係がなかったようですね。
カーテンの古い歴史というのはどうやらわかりづらいらしく、その原因はカーテンが布製品なので長い時間が経ってしまうと布が原形を失ってしまうせいなんです。
なのでしっかりと昔に「カーテン」として使われていたんだ、という証拠はローマ時代の絵画に窓辺の絵画があり、そこにカーテンが描かれていることで判明したようです。
その頃のカーテンはやはり、貴族の装飾品という意味合いが強かったようで、今現在私達がよく知っている一般的な「カーテン」の様式になったのは、19世紀後半になってからようやく、ということみたいなんですね。
今日の最後に、そもそも「カーテン」の機能って何?ってのもお話しますね。
カーテンの基本機能は
1,寝るときに外部の光が入ってくるのを防ぐ
2,お部屋の中の光が外に漏れるのを防ぐ(遮光性)
3,外から中を覗かれるのを防ぐ(遮蔽目的)
4,室内や外の音を和らげる(吸音性)
5,室内の保温効果を高める
こんな感じです。
当時の人たちもカーテンにこういう機能を求めて今のように発展してきたんだと主任は思います。
今日はここまでです。次回は、この「カーテン」というものがいつ日本に入ってきたのか、というのをお話しますよ!
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