さっき、昨夜聞いた。
2個上のひとがシンデタ。
10月アタマのことだったらしい。
そのひとのお母さんと電話で話して知った。
なんともうまくいえない。
けど、もっと若いときより慣れちったのも、たしかだ。
同年代で、この世を去ったのは、接したひとでももう十指を超えるか、それくらいだな…
シャワー浴びながら、考えた。
いろんなおわりかたある。
生まれかたより、シニカタのが色々な気も、こうして書いてて思ったり。
お袋から、見かけた話を聞いたは1、2ヶ月前。
お店も閉めて、車椅子で…もう、あのひとシンジャウんじゃない…
なんかガンのひとみたいだった。
ちょうど、そのすぐあとくらいに逝ったのだろう。
生前、一時期、よくいたときあった。
小学校いっしょで、
野球チームいっしょで。
地元のちょっとわるいひとで。
お互い、牽制というか、他の共通を挟んでしか話もしなかった10代後半。
あのひとが、おれのことかっこいいってって。
同級生の女から聞いた。
そんくらいだった。
おれ、いまでは考えられないくらいcoolってか、世や人をはねてた。
恥じらい、かっこつけ、めんどう…いろいろあったろう。
とにかく、いまと真逆なとこあってね。
いや、それがいまもある芯かしれないけども。
少なくとも、商店街のおやじや、誰とでも気さくに話したり、話かけるほうじゃなかった。
その代わり、黙っててもモテたのも、そんな頃だ。
いま?
ばかだよ。
喋りすぎだったり、極端だよ。
完全に浮き世離れもいいとこだ。
よくいえば、とてもよくいえば、自分の世界が確立できてる。人一倍。
たぶんこの地区でも五指にはいるくらい。
シシャに報いて、話も戻す。
ある日、話かけたはおれのほう。
大学へ向かう朝だった。
なんでかな?
いくつか思い当たるけど…
とにかく笑顔で会話を交わした。
それからは、お互い挨拶するようなる。
よその地域の共通がいたりとかで、そんな話もたまにするくらいなった。
本格的になったのは、
おれが、店だすとき。
フライヤーてかチラシを置かせてもらうの頼んでから。
おれが、都心より地元に根づくようなったくらい。
20半ば。
そこから、たまーに店を行き来したり、呑むようなった。
ハナのことも、よくみてた。
ある時期、毎日のよう、そのひとの店いた。
ハナと車生活のときとか。
そのひとは、自分でも、
アル中だから…
と、口癖のように言ってたくらい朝昼晩、ほんとに毎日、呑んでんだ。
店番ときも、おかまいなくね。
呑み屋じゃないよ、家業は。
うちは親父もそうだから、と。
飲酒運転あたりまえ。
あんまり飲むときは、タクシーもよく使ってたけど。
まー、検知されても出ないひとらしかったり。
イメージや思い出は色々だけど、それが、いま思えば晩年の彼の姿。
アメ車乗ってた。
車好きで、コロコロ変えてた。
同級生で有名な女と付き合ってたこともあった。
それが話すきっかけひとつ。
全身入れ墨。
元はスケーターだった。
かっこよーいインディアンみたいなときもあった。
喧嘩好きじゃない言ってたけど、ボコボコしたりされたりで鑑別所…とか。
波乗りもしてた。
中南米の旅の話は面白かった。
野球は、下手だった…
ランドセル置いたら、すぐに家業を手伝わされた毎日で、おれもみんなと野球や遊びをしたかった…とそんな愚痴を吐いてたときもあった。
書き連ねた。
おれも、もうシヌかもしれないな。
こないだジサツミスイして運ばれたんだ。
脊髄やられて、もう半身不随なんだ。
杖つくようなってた。
それが、2年くらい前。
思えば、さいご会った頃。
ひとつ不義理を切っている。
おれは、ひとつそのままにしてしまったことある。
車生活の前後。よく世話してもらったってか、甘えか。
おれ、おまえ、好きなんだよね、むかしから…
いまも、こだまするそのセリフ。
うれしいことだった。
話さないひともみてたり感じる。
なんだろな。
なんつーかな。
酒は酔うために呑んでんだから、はやく酔えよ。と。
おれは、なかなかもう酔っ払わなくなっちまってよ。
燃費わりいな。
お。燃費いいなーとか。
昼間の酒は、なんだかんだ幸せだろ、て。
そのひとが、すこし教えてくれたはある。
おんないる店いっても、女より酒。ぜんぜん酒。
カネは、そのひとの巾着みたいのと、裸でしかお札もたないそのひとが、いつも払ってくれてた。
とめどなく。
呑みいくといつもそんなだった。
おれが小金あったり、安定してるときは一緒遊んじゃいなかったもあって。
その前後もいっぱいあんだけどね。
いっぱいで書ききれなくって。
ハナとりっくんとの時代も合い重なったり。
○○さんからの差し入れのパン、シャッターの横に置いておくから、帰り、持って帰りなよ。
きょう。そのメールみて、電話したのがきっかけ。
古い携帯から、ふと。
あー、おれ、酔っぱらったなー、きょうは…。
これは、たまーに口にしてた。
おれは、まだぜんぜんだいじょぶだよ。
逆パターンのこんなより実は聞いたかしれない。
でも、いまなんも言えないだろうし、聞こえない。
おれもうシンデモいいんだ。
そんなも口にしてたかな。
こどもとかみさん元気なら…。
それより、おまえは、、これからどうすんだよ?
心配してんだ、ほんとによー。
笑いながら、よく言ってた。
わるそうな、ひとを避けるような部分ある笑い顔だよ。
おれとは、真逆かそんなはさ。
あのひとのとこ、いつ行けるかな。
シヌじゃなくて、義理おさめにだよ。
だけど、シンデからいくも、来られるも、おれは好まないから、残念だよ。
きょう、生きてたら話せたんだ。
ハナもだけど。誰もだけど。
なんも誰も、先なんかわからないって、また直に教わった気もする。
なんかの指令?
そう捉え、そうしたほうが、もし天からみえるなら、彼もまた薄ら笑いするかしれない。
だけど、もう強がるとかは絶対にできないんだ。シシャは。
弱音吐くこと多く知った彼だけども。
むかしのイメージからは180度ちがって。
けど、もう、それも勿論ない。
いまは、ほんとに‥
おれ、まだシンデないよ。
とか、絶対言えないんだから。
絶対なんてない。
て考え、覆ったのは、だいぶ歳を重ねてからなんだ。
生き物は絶対シヌ。と。
長くなったを、せめて捧げます。