ギャラクシー街道 DVD スタンダード・エディション/ポニーキャニオン
¥4,104
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西暦2265年。木星と土星の間に浮かぶスペースコロニー(宇宙空間に作られた人工居住区)"うず潮"。そこと地球を結ぶスペース幹線道路"ルート246666"は"ギャラクシー街道"と呼ばれ、かつては、交通量が多く、沿道には多くの飲食店が並んでいました。けれど、開通して150年を経て、老朽化が著しく、閉鎖されるとの噂も出ていました。街道の中央にひっそりと佇む、小さなハンバーガーショップ"サンドサンドバーガー コスモ店"には、スペース警備隊、スペースヒーロー、スペース客引き、スペース娼婦、スペースドクター、スペース役人、スペースシンガーなど様々な人がやってきて...。

ギャグ満載なのですが、笑えません。コメディ作品だということを知っていて観るので、笑う気満々なのですが、どうも、うまく笑いに乗せてもらえないというか...。予告で肝心なところを観てしまっているせいなのかもしれませんが、タイミングやテンポや間の問題もあるような...。予告で面白い部分を凝縮し、テンポよく観ることができたので、それに比べてダラダラした印象を受けてしまったのかもしれません。

宇宙という舞台設定も、今一つ生かせていません。様々な異星人が登場しますが、個々のキャラクターの作り込みも甘くて、これなら、おバカな高校生や大学生を登場人物にし、彼らがたむろする場所を舞台にした方が素直に面白さを味わえたかもしれません。

予告編くらいの感じに内容を凝縮させて、ドリフのコント的に舞台で上演したら、笑える作品になったのかもしれません。

くだらないこと、特に下ネタで人を笑わせることって、キャラクターの作り込み、状況の設定、間の取り方等々、色々と計算をしなければならなくて、多分、とっても難しいことなんですよね。本作を観ると、ドリフのコントなど、相当に綿密に計算されて作り込まれていたのだと改めて実感させられました。

キャスティングも意外性を狙った雰囲気が前面に出ていて嫌味な感じがします。所謂"ビッグネーム"な方々が揃えられているのですが、折角の実力のある演技陣が生かされていないのも勿体ないです。

観るにしても、安くなってからのレンタルで十分かと...。


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