久し振りに歌の話題を...。

イタリアの作曲家サルバトーレ・カルディッロ(カルディロ)が、1911年に、イタリアのオペラ歌手、エンリコ・カルーソーのために作曲したナポリ歌曲。

"Core 'Ngrato"というタイトルは「つれない心」とか「薄情け」とか訳されていますが、曲の中で歌われている女性の名前を取って、「カタリ、カタリ」と称されることも多い曲です。ドミンゴ、カレーラス、パバロッティなどの有名テノール歌手たちのレパートリーとして披露される機会も多い有名な曲です。(You Tubeなどでも、三大テノールが歌う映像を観ることができます。)

もちろん、日本でもいろいろな人が歌っていますが、ネットで検索すると、美空ひばりが歌う映像も出てきます。

歌詞は、女性に捨てられた男性の深い悲しみを切々と歌い込む内容になっていて、基本、男性に歌われる歌なのですが、結構、女性歌手も歌っています。

情熱的と言われるイタリアの男性。振られる歌であっても、情感たっぷりになるのは、イタリア男のサガなのでしょうか...。特に後半は、ラストに向けてガ~~~~~ッと盛り上がっていき、たっぷりと歌い上げるようになっています。

そこに、曲の中で一番高い音(Bフラット:いわゆる"ハイCの"一音下)が登場します。このBフラットをたっぷり伸ばして歌い上げるのですが、ここがしっかりと伸びると気持ちよく歌い終えることができます。

今年の4月に発表会で歌って、今度、また、来年の2月にステージで歌う予定です。しっかりと声が出せた後は、手が痺れるくらい出し尽くす感じがするのですが、自分の気持ちよさだけに寄り掛かることなく、歌詞の意味も捉えたうえで、聴いてくださる方に向けて表現できるように...なりたいものです。

プラシド・ドミンゴ
ホセ・カレーラス
ルチアーノ・パヴァロッティ

美空ひばり



人気ブログランキング