ジェネオン エンタテインメント
8人の女たち デラックス版  
 
ジェネオン エンタテインメント
8人の女たち プレミアムBOX  

8人の女優たちのぶつかり合いが迫力たっぷりです。

ある雪の日の朝、雪に閉ざされた家の中で、男性が背中を指された姿で発見されます。家の中には、その男性を取り巻く女性が8人。妻、2人の娘、義母、義理の妹、実の妹、2人のメイド。深い雪の中、周囲と隔絶された家の中の事件。雪の上には足跡ひとつありません。この8人の中の誰が犯人なのか...。

犯人探しの中で、それぞれの隠された過去や本音が露わにされます。それぞれの中に渦巻くドロドロしたものが吐き出され、登場人物同士がぶつかり合う姿は、迫力満点です。

ただ、唐突に挟まれる歌とダンスは、ちょっと、感覚的についていけませんでした。息詰まった人間関係を和らげ、場面を切り替えるきっかけにはなっているのですが、違和感が拭えませんでした。

ラストにちょっとしたどんでん返しがあるのですが、ストーリーとしては平凡な気もします。もしかしたら、8人の女優のあまりに真に迫った演技のために、誰もが真犯人とは思えず、この結末を予測させてしまう面もあるのかもしれません。

8人の女たち@映画生活