久々の三信ビル訪問でした。


地下鉄から地下の商店街(だったところ)への入り口のところに告示がありました。何でも、8月1日から地下を閉鎖するとのこと。


地下鉄の方からビルに入り、地下1階の廊下を通り、日比谷シャンテ側の階段を地上に昇ってみました。1階に出たところで右側を覗いてみると、相変わらず、「NEW WORLD SERVICE」の看板は出ていて、お店はちゃんと営業中でした。


1階もすでに日比谷公園側の入り口は塞がれていますが、そんな中、最後のテナントが頑張っています。その光景は、少々、寂しくもありましたが、静かな強さも感じます。


それでも、徐々に徐々に、確実に、その時が近付いていることが実感させられます。私が最初に、このビルを解体する計画があると知ったのは、昨年の3月頃でした。確か、その時点で、すでに、最初の計画からかなり時間がたっていた気がします。そして、保存運動も盛り上がっていたような記憶があります。計画だけはあっても、相変わらずテナントは営業を続けている、そんな状態がしばらく続いていたのですが、今年に入ってからは、テナントの撤退に弾みがついて...。


今では、「テナントに迷惑」という理由で入館者に写真撮影の自粛を呼びかける看板も空しい気がします。


解体することがやむを得ないことだとしても、せめて、写真集を出すとか、名残惜しむファンのために、何日かでもビルの中を開放するとか...というわけにはいかないものなのでしょうか?...ねぇ?