THE 有頂天ホテル

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大晦日の高級ホテル「ホテルアバンティ」。新しい年を迎えるためのカウントダウンパーティーの準備が追い込みを迎えています。そんな中、従業員やワケアリの宿泊客たちを巡って、様々なハプニングが起こり...。


登場人物も多く、いろいろなエピソードが短時間に詰め込まれ、てんこ盛りという感じでした。やや、バタバタして、乱雑な印象もありました。けれど、その割に、ストーリーに破綻が感じられなかったのは、脚本の力、俳優陣の演技力、存在感の成せる技なのかもしれませんし、そのバタバタも大晦日らしいと言えるでしょう。


「大爆笑」というより、クスッと笑える場面が随所に散りばめられているという感じでした。笑わせられながらも、ちょっと真面目に考えさせられたりもして、観ていて勇気付けられるような内容になっていました。


一つ一つのエピソードは、多少はありそうなことだったり、全くありえそうにない事件だったり。けれど、年に数回レベルと思われることから、百年に一度レベルと思われることまで、これだけのことが一度に同じ場所で起こる確率は限りなく限りなくゼロなわけで...。それでも、作品の世界に引き込まれるのは、やはり、この作品がきちんと作りこまれているからなのでしょう。


個々のエピソードのまとまり方は、まぁ、無難な線に落ち着いているというか、収まるべきところに収まっている感じで、今ひとつ、意外性に驚かされる展開もなく、ラストにドンデン返しもなかったのは、少々、寂しく残念な気もしましたが、全体としては、良質なコメディ作品に仕上がっていて、あまり深く考えないで楽しむには良い作品です。


ただ、映画館で観なくては、作品の魅力を十分に味わえないという類の作品でもなかったと思います。疲れた日の夜にDVDで観ると翌日は少し元気になれる、そんな作品かもしれません。


ホテルのちょっとレトロな雰囲気が、良かったです。



公式HP

http://www.uchoten.com/


THE有頂天ホテル@映画生活
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