「阿賀に生きる」の10年後を追ったドキュメンタリー。「阿賀に生きる」のおまけという印象は否めませんでした。それなりに新たな視点というか、以前にはなかったものも加えられてはいたのですが、「阿賀に生きる」のインパクトが大きかったせいか、どうしても「阿賀に生きる」との比較もあって、小粒に見えてしまいます。


懐かしさを感じさせられるような自然の豊かさ、自然の厳しさ、そこに生きる人たちの力強さ、年輪を重ねてきた人たちの見事さは、やはり、輝いていました。「阿賀に生きる」と「阿賀の記憶」、この2作品をまとめて一つの作品に構成しなおしたら、また、味わいの深い作品になるかも知れない...などと思いましたが...。


この「阿賀の記憶」の公開を記念して、「阿賀に生きる」も上映されているので、時間が取れれば、是非、また、見てみたいところです。


阿賀の記憶@映画生活