2013年1月に腹痛、黄疸により入院、膵臓がんと診断

「膵頭十二指腸切除」の手術

病理検査の結果 リンパに転移、ステージⅣaと診断

2013年3月に日之本元極気功を初めて受講

 

術後、日がたつにつれ

点滴や様々な挿入された管が

母の体から

外されていきました。

相変わらず

食べ物を口にすると

下痢ばかりし

お腹の痛みも続き

体調は良くありませんでした。

 

それでも、しばらくすれば

退院して家に帰れることが

母の生きる気力に

つながっていたように思います。

「病院はいやだ、早く家に帰りたい」

と話していました。

笑顔もあり

声にも張りがありました。

少しでも

起きていようとする様子も見られました。

 

けれども

私たち家族の予想以上に

病理検査の結果は母を苦しめ

どん底に突き落としました。

膵臓がんのステージⅣa

リンパに転移。

母は、手術をすれば治る

と思っていたため

その後の母の落ち込みようは

私たち家族が

今まで見たことがないくらい

激しいものでした。

 

あらかじめ母に

膵臓の病気の本を読むように

渡しておいたのですが

恐ろしくて

内容を受け入れることが

できなかったようです。

もう読まない、と言って

私にその本を返してきました。

 

がんという病気、

特に膵臓がんというものが

どれほど難しいがんなのか

なるべく考えないようにしていたために

医師から聞かされた事実が

余計に辛かったようです。

 

楽しみにしていた退院の日も

それほどうれしい表情を見せず

週末に私が実家に行っても

暗い顔をして

寝ているだけでした。

父にもほとんど話をせず

一日だまって寝ているだけのようでした。

 

もちろん

起きて何かする体力も

母にはなかったのですが

笑顔が全く消えてしまったことに

私たち家族が

ショックを受けました。

それまでの母は

何かというとすぐ笑う

本当に笑顔にあふれた

明るい人だったからです。

  

 

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