お盆に実家に帰ったときのことです。

実家に帰ると、
父がよく座ってテレビを見ている場所の近くに
清昇濁降の図がおいてありました。
私は、「ほんとにやってるんだな」
と思いました。

天気も悪く、時間をもてあました父に
ためしに「気功やろうか」
と声をかけると
一瞬のためらいもなく
「おっ、やろうか」と返事が返ってきて、
すっと父が立ち上がりました。

いつもやる場所が決まっているらしく
父と母が準備するのを見て
一緒にやりました。

やはり腕が痛いらしく、
左手は思うように上に上がらないし
回すときは
背中の方まで、届きません。
それでも、母は前よりよくなった、
と話していました。

「はじめて環排」「清昇濁降む」「天長地久」
の3つを休まず3つ続けてやりました。
そして、終わったとき、
私は自分の身体が熱くなったので、
何気なく、「暑いな~」とつぶやくと
父が「そうやろ~、気功やると暑くなるんやて」
と、ものすごく同感だ!という思いを込めて
話にのってきました。
これまたびっくり。

父はあんまり体感のない人でしたが、
やはり続けていることで
わかるようになってきたんだなあと
改めてこの功法のすごさを感じました。

あんなに、気功の悪口を言っていた父なのに。
続けていることで
ちゃんと気のエネルギーが
通うようになっていったのです。

階むは、やりさえすれば誰にでも
作用がある!というのは本当なのだな、
と父を見ていて思いました。

そして、最初より左手は
後ろに回るようになっていました。

続く

{50DF47CE-3CDF-4792-B166-DD7F593B76BB}