実家に帰ると、
父は怪訝そうな顔をしました。

私が突然来るときは
いい話がないからです。
そして、一通り話すと、
父はそのときは納得してくれました。
次の講座を受ける日にちまで決めました。

ところが。

私が高山に帰ると
電話が。

父からです。
自分は今どこも悪くない。元気だからいい。
そう言って断ってきたのです。

さらに、
どこも悪くないのに
講座を次々に受けさせて
家族を利用しようとしている、
とまで言ったのです。

これは、だめだな。と思いあきらめました。
今、本人に自覚症状がないし、
母の様子を見て
すい臓がんの大変さを見ている分、
自分も同じ病気になるという事実を
受け入れるのが怖い、
という思いもあったのでしょう。

娘がスタッフとして働いていても
親でもダメなんだな・・・。
と私は何とも言えない
むなしい思いになりました。

ただ、一つだけ階むの講座が残っており、
これは入金してあるから
もったいないから、受けてね
と言ったら、それには応じてくれ
母と一緒に名古屋に行き、
かめ爺先生の講座を受講してきました。

そんなことがあり、
私はしばらく父から手を引くことにしたのでした。

続く

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