なぜ、
私がAさんのお孫さんが
◯◯小学校のBさんだと思ったのか。

それは、以前仕事の研修会に行ったとき、
ある小学校の先生による
自閉症のお子さんに関する研究発表を見たことに 
よります。

そのときに、
担任の先生は本当なら
支援学校に入学するお子さんだと話しながら、様々な手立てや支援をして、
こんなに成長しました、
という見事な研究発表をされたのです。

その先生は
評判の良いまじめな先生ですし、
ていねいに支援をされていました。
すごいなあ、と感動しながら
聞いていたのですが、

支援学校でも
働いたことのある私から見ると、
何か腑に落ちないものを
感じたのです。

確かに、ていねいな実践ではありますが、
変化が早すぎるのです。
そして、能力の伸びが
かなり大きい。

入学当時、
教室から飛び出て、
興味のあるものから離れられなかった子が、
一学期の終わりには
45分間着席できるようになっていました。

保育園のときは
線なぞりすらできなかったのに、
2学期には、ひらがな練習を始めた
というのです。

通常のお子さんなら
当たり前のことですが、
支援学校に行く
自閉症のお子さんにしてみれば
ものすごい成長のスピードなのです。

こんなに早く成果が出るということは
あまり聞いたことがないのです。

なんと、数字の足し算も
できるようになり、
おはようと、あいさつの言葉も
難しかったのに、
「教えて、取って、食べる、行くよ」
などと要求を言葉で伝えられるようにも、
なったのです。

それが、Aさんが遠隔貫頂を継続してされた
お孫さんだと聞いて
すっかり納得がいったのです