癌を宣告された方はほとんどの方が、当たり前のように抗がん剤治療を行われると思います。

 私は、つらい治療であるということは知っていましたが、何のためにどういう目的で行うのか、どんな副作用があるのか、母が膵臓癌になるまで知りませんでした。


手術後、医者からは当然のように抗がん剤を勧められていましたが、私はできればやめてほしいと母に伝えました。

抗がん剤は、癌細胞を攻撃し、一時的に小さくしたり消したりしますが、それと同時に健康な細胞までも攻撃してしまいます。

つまり、人体に有害な物質であることは明白です。他の健康な臓器までも傷めつけてしまうのです。

若くて、臓器もすべてあるような人なら、耐えられるのかもしれませんが、母のように、食事もとれず、たくさんの臓器を摘出している60代の女性が果たして抗がん剤治療を行って、身体がもつのだろうか。


持たないと思います。きっと、今以上に体が弱って、母の寿命は縮まっていくだろうと思いました。