最近、何年も前に読んだ
辺見庸氏の「もの食う人びと」の
本のことがよく頭によぎります。

それぞれの国のそれぞれの食を通しての
見えてくる真実がとても興味深く、
オススメの良書だと思います。

その中のチェルノブイリの食事について
書かれた「禁断の森」のことが最近特に
よく思い出されるのです。

まさか日本でも同じような状況になる日が
来るなんて、当時は思いもよりませんでした。

震災から3年を迎え、テレビでは一日中
震災関連の番組を放送していましたが、
真実を伝えているのかな…と危惧の思いと
諦めの思いが同時にわき上がってきました。

復興に向けて頑張っている人を
美談に仕立て上げ、
真実を隠しているんじゃないかな…とか。
涙を誘い、感動するような番組を作り、
視点をずらしていないかな…とか。

「風評被害をなくすため、私達にできるのは、
被災地や周辺の産物を消費することだ」と
主張するジャーナリストの話に
(この人、本当にジャーナリスト?)と
思ってしまったり。

周りのママに、
せめて食材の選択の必要性をやんわり話しても、
「全然気にしないから~」と
軽くかわされたりします。

実際に身近な人が癌になったり、
子供に難病や奇形が増えるまでは
実感がわかないのだろうな…とは思いますが、
私はとても不安な思いが高まっています。

呼吸などのほかに、食物などによって
体内に取り込まれた放射能物質が
体内に残り、放射線を出し続けるのが
内部被爆だそうです。
そうだとすると、辺見庸氏の病も
チェルノブイリでの食事が原因では?と
考えたりしました。

過去の被爆の歴史を振り返り、
チェルノブイリではどうだったのか、
第5福竜丸、
また同時に被爆した700数十艘の乗組員、
現地島民のその後はどうだったのか、
私も目をそらさずに知っていなければ!
と強く思い始めています。

そしてだれの言っていることが正しいのか
正しくないのか、情報操作されない意識を
持たなければいけないと思っています。

私の周りの子育て中のママ達にも
もっと危機感を持ってほしいなと願っていますClover+゜