国生み 5
実際のところどうだったのか、神に伺いました。
くに産みが、どのようになされてきたのか?
最初の「あわ」がどのようにして生まれてきたのか、お話ししましょう。
(最初に生まれた神は「ひるこ」で、次が「あわしま」と書かれています。
一回目も、二回目もきちんと島に固まらなかったようです。
しかし、先に産んでおいた神は存在するので、
そのことが分かる後世の人が「ひるこ」も「あわしま」も
いろんな所に祀ったのでしょう。)
ぬぼこを突き刺して、そのまわりにマグマのような真っ赤な溶岩が固まる。
ぬぼこの先からマグマが吹き出し、
その先にいくつもの島が形作られた、というようなことです。
火山の爆発から、島が出来たわけです。
あたらしく島を作ろうと思ったときに、その島を司る神を先に産んでおいて、
ここだと思った時に、「あめのぬぼこ」を刺してかき回すと、
そこからマグマが出てくる。
おのずから固まる。だから「おのころ」と言う。
神話の本では、「滴る塩」と書いてあるが、
「しお」では、また溶けてしまう。
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