6月6日(日)、福井県小浜市の小浜市文化会館大ホールで開かれた若狭高校演劇部自主公演ですが、これまでのスタッフブログで紹介してきた通り、以下の通り3部構成で開催されました。
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◆若狭高等学校演劇部自主公演 『ゆく時に ヒナタカコさんの音楽にのせて』
平成22年6月6日(日) 14:00開場 14:30開演
1.『ゆく時に ヒナタカコさんの音楽にのせて』上演
2. ヒナタカコさんとのコラボレーションによるエンディング
3. ヒナタカコさんによるミニライブ
『街』『秘めて放たじ』『春の花』『去らば去れ』
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●ヒナタカコスタッフブログ記事
1.『ゆく時に ヒナタカコさんの音楽にのせて』上演
●ヒナタカコスタッフブログ記事
2. ヒナタカコさんとのコラボレーションによるエンディング
ヒナタカコさんとのコラボレーションによるエンディングストーリーが終了後は、グランドピアノをステージのセンターに移動し、第3部のヒナタカコさんによるミニライブが始まりました。1曲目は、『街』の演奏。ステージ上には、芝田先生が用意した、地元のいろんな風景の写真が次々に大きく映し出されました。
『街』の演奏に続き、創作劇の劇中でも挿入されていた『秘めて放たじ』『春の花』を歌った後は、最後の演唱は、この創作劇『ゆく時に ヒナタカコさんの音楽にのせて』のベースとなった、『去らば去れ』。曲の途中から、出演者がゆっくりと上手下手からステージに登場し、この日一日の中身の濃いプログラムの最後を、感動的に締めくくることができたのではと思います。
この大ホールでのヒナタカコさんのライブの音響も、外部の専門業者の方ではなく、若狭高校演劇部部員がきちんと対応してくれました。
感動的な共演プログラムが終了し、取材や撤収片付けなど、楽屋では、皆さんがバタバタとしていたのですが、ヒナタカコさんは、この日は、本当に、芝田先生や若狭高校演劇部部員の生徒さんたちとの出会いから、この日の感動的なステージの共有が、よほど嬉しく大切なことと思えたのでしょう、急に、芝田先生や演劇部の生徒さんたちに感謝の意も表して、ヒナタカコさんの曲「たからもの」を歌いたいと言い出しました。
私もこれにはびっくりしました。既にグランドピアノもステージ脇に片付けられていましたし、先生や生徒の皆さんも片付けなどでバタバタしていたこともあったし、普段、感動や感謝の気持ちは強いものの、あまり直接的に口に出して表すことがやや苦手のような感じを持っていたので、このヒナタカコさんの突然の申し出には、私は驚きました。が、とても良いことだと思いましたし、さすが、ヒナタカコさんは、自分の気持ちを歌にして伝えることができるのが素晴らしいと改めて思いました。
ヒナタカコさんの急な申し出による、突然のアンプラグドライブとなった「たからもの」は、芝田先生や演劇部の生徒の皆さんの心に、深くしみ込んだことと思います。本当に、この日は、ステージ終演後のステージ裏でも、ヒナタカコさんと、若狭高校演劇部との感動的な交流が続きました。
こうして、名残惜しい小浜を離れ、私は、ヒナタカコさんのお父さんが運転する車に、ご両親・ヒナタカコさんとともに同乗し、小浜市から敦賀市まで送っていただき、敦賀市で別れ、一人、その日のうちに東京に戻り、一方、ヒナタカコさんはご両親とともに、実家の三国に帰っていかれました。
私にとっては、6月5日(土)朝、ヒナタカコさんと一緒に東京駅から名古屋に向かい、名古屋でのSAKAE SP-RINGにライブ出演した後、福井県小浜市に移動し、この小浜市文化会館での感極まるステージを体験することになり、帰京する列車の中では、疲れも出たものの、最高と思えるようなステージが終わってしまったことによる放心状態でした。
それにしても、この若狭高校演劇部顧問の芝田先生は、恐るべしで、これだけの感動的な脚本を書き上げ素晴らしい演劇を指導しただけでなく、既に、ヒナタカコさんの別の曲で、また、新たな創作劇の脚本のイメージを持ち始めていることをお聞きし、本当に驚きました。
ラフなイメージもお聞きしたのですが、これがまたとても良さそうで、私は、それだけで、早くもわくわくしてしまっていました。いつか、芝田先生による、ヒナタカコさんの別の曲からイメージした新たな創作劇の上演を、心待ちにしています。