広島に原爆が落とされてから、もう67年経つんですね。
わたしはまだ生まれていなかったし、広島とは縁のないものだと思っていました。
(実は不思議なつながりがあったのですが、その話はまた別の日に改めて・・・)
子供のころ読んだ本の中で
今でも強烈に印象に残っているのが
松谷みよ子のふたりのイーダ。1976年初版だったか?
知らなかったけれど、過去に映画にもなったようですね。
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- ふたりのイーダ (講談社青い鳥文庫 6-6)/講談社
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夏休みに、だれもいない雑木林で、少年は古い椅子をみつけました。
その椅子は、なんと「イナイ、イナイ…」とつぶやきながら歩いて?いたんです!
あ、でもオカルト小説じゃないですよ!ファンタジーなんです!
この椅子は、原爆投下の日から突然帰ってこなくなった主の女の子をずっとずっと、二十年もの間待っていたのです。
そして椅子が待っていた女の子は、この少年の3歳の妹だったのでしょうか?
椅子の探している女の子はいったいどこへ?
いなくなった女の子と、この椅子の数奇な出会いと運命・・・切なくて切なくて・・・
児童文学なので、堅苦しくて重いお話じゃありません。だれも不幸になりません。
でも、心の琴線に触れるファンタジー。(たぶん大人が読んでも・・・)
原爆の日に、お勧めの一冊です。
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