美作勝山藩二万三千石の城下町だった勝山は、
昭和60年に岡山県初の「町並み保存地区」に指定され、
逸早く道路の石畳化や電線類の地中化が実施されました。
「歴史の息づく町並み、住んで楽しい町」をコンセプトに、町づくりが行われています。
現在お雛まつり開催中とのことで、昨日(3日)友人と堪能して来ました。
県北の天気は変わり易いので着込んで行きましたが、
意外に暖かくて楽しい散策になりました。
旭川に架かる中橋に差し掛かると、こんな可愛いお雛さまが!
河原の石に描かれた様々な表情のお雛さまに思わずにっこり、
背後の旭川とマッチして勝山らしい風景ですね。
良質な木材が採れる勝山では木がふんだんに使用され、
木の温もりとおもてなしが感じられる温かい町となっています。
谷崎潤一郎が勝山にも疎開し、「細雪」を執筆したそうです。
商家ののれんや歴史的な建物に混じって、
雅やかなお雛様が飾られた風情ある町並みが続きます。
古木屋さんの見事な内裏雛、全て特注だそうです!
絵画もお雛様もご夫婦のお手製なんだそうです!
お店の方も手作りを楽しみ、観光客と語らうのも楽しみ。
これが勝山町づくりの基本です。
かまくらの中のお雛さまも可愛いですね
昭和中期の御殿雛
手作りが可愛いです
江戸後期で享保雛程大きくないけど豪華です
縮緬を使用したお雛さま
こちらは可愛いお雛様が玄関一杯に飾られてます!
廊下にも!
つるし雛も可愛いですね
大正期のは男雛がすごく大きくて威厳があります
苔生す庭のお雛さま
大正末期~昭和初期
酒まんじゅうが美味しい前田製菓
店先に飾られた竹取物語のお雛さま、いいアイデアですねぇ!
かぐや姫が観覧車を楽しんでる♪
御前酒蔵元の辻本店
お雛様限定の吟醸酒、飲めたら即購入ですが、
全員飲めないのでお隣の休憩所で甘酒を頂きました。
御前酒の麹を使用してるだけあって、濃厚で美味でしたよ。
人間国宝製のようです
屏風の絵が羽衣を纏った天女で華やかです
貝のお雛さま、絵付けが繊細でした!
こちらのお雛様に供えられてたおいが饅頭は、
美作勝山藩主の三浦氏が三河から伝えたそうで、
江戸時代からお雛祭りの際にだけ作られていたそうなのです。
帰りに購入するつもりが、売り切れててちょっと心残りです。
どんなお味だったのかなぁ?
また機会があったらその時は是非に!