ひめ虎選定、2011年タイガース10大ニュース 後編
いよいよベスト5の発表です。
それでは、
第5位 『またしても西村憲、代走起用』
2010年9月9日対中日戦、延長戦で野手全員を使い切っていた中、ブラゼルが退場処分となり、
11回表、西村憲が外野を守ったこと、まだ記憶に新しいでしょう。
しかし、
今シーズンも西村を便利屋扱いする事件が。
9月23日対読売戦でした。
昨年の事件は予知できないことでしたが、
今回はあきらかに真弓の采配ミス、作為的であります。
その試合を振り返ってみると・・・
エース能見を立てて臨んだ、9月23日ゴミ戦
タイガースは、得点圏にランナー進めるも、得点に繋がらず。
8回表を終えて、4-0
8回裏、
このまま黙って負けてたまるか!という選手の意気込みが伝わって来ました。
新井さんの見事な盗塁
マートンだってヘッドスライディングで盗塁と
2点を返して、1点差まで追い上げ、
最終回に奇跡を起こす準備はできていました。が、しかし・・・。
昨日、腰痛で登録抹消された狩野の代わりを
補充することなく試合に向かった首脳陣の浅墓な考えが
最後に最後で、痛い目に会うことに。
8回までで、残る野手は、大和とひーやんのみ。
この状態を、このボケナスは把握しておったのかどうかわかりません。
そして、2点差のまま最終回へ
ワンアウトのあと、恵ちゃんが出塁。
そして、
恵ちゃんの代走に、大和を起用
これ、驚きました。2点差で、まだ1塁の場面ですよ。
この時点で、野手はひーやんのみとなりました。
打順は、ピッチャーの番となり
当然、代打、ひーやんを起用
これで野手全員を使い切りました。
勝利に必要な得点は2点です。1点では勝てません。
これをこのお方はわかっていなかったのかも。
大和だけ返ってきても、勝てないんですよ。
2点目のランナーとなるべきひーやんが
塁に出た時のことを全く考えてないんです。
真弓:「おい、残りの選手はどうなってるの?」
木戸:「監督、実は・・・もう野手残っていまへんわ。」
真弓:「何、残ってないの・・・・。そんなら、オレが出ようか(笑)」
笑顔の余裕の監督です。
この笑いを見た瞬間、頭に来たぞ
代打、ひーやんはフォアボールで
ランナー1塁ひーやん、2塁大和。
俊足、大和が一気にホームイン
ゴミ軍は、外野もバックホーム体制
ひーやん、そんなに足遅くないと思うけど
シングルヒットでは返ってくれませんわな。
新井さん凡退して、2アウト、1,2塁
そして、ベンチはついに、禁じ手を投入
2塁ランナーのひーやんに代えて
代走に、なんとピッチャーの西村を。
ピンチランナー西村のコールで球場全体がどよめいた瞬間
NHKのアナも笑っている場合じゃないですよ。と言っておった。
結局、次のバッターが倒れてゲームセット。
西村がスライディングすることなく、怪我なく終えて良かったわ。
最後のこのシーンが印象的でした。
ベンチへ引き上げてきた西村に対して
呼びとめ
久保コーチはご機嫌ななめ
KY監督の無能さが出た試合です。
①登録枠の補充を怠ったこと
②2点差の場面、平野に代走大和のこと。
そして、最後の展開まで考えず、
③挙句の果てに西村を代走に起用したこと。
みなさんはどう思いますか。
続いて、
第4位 『奮闘、プロ野球選手会長、新井さん』
3月11日発生した東日本大震災、そして、各地で原発が止まり、電力不足が懸念される中、
スポーツの試合、コンサートイベントなど、被災者の心情を察し、電力不足への対応のため、中止、延期を決定する中、プロ野球だけは異次元な世界で、開幕を迎えようとしておりました。
パ・リーグは、東北楽天が主導となり、早々と3週間遅らせることを、3月15日までに決定
一方、セリーグは、利権が絡み、読売主導の元、3月25日開幕を進めようとしておりました。
しかし、世論はだまっておりません、選手たちも果敢に行動に出ました。
ナベ恒の陰謀に、勇敢に立ち向かった男、プロ野球選手会長、新井貴浩さんでありました。
セリーグは、1カード開幕を遅らせ、3月29日開幕を決定し、3月22日、監督官庁である文部科学省へ報告しましたが、当然、ノーを突きつけられることに。
『日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(34)=阪神=が22日、NPB首脳陣と東京・霞が関で省庁回りを行い、蓮舫節電担当相ら3閣僚と面会した。
「お会いした3大臣ともに、選手会の声はファンの声だと言っていただけた。選手の気持ちを理解していただけたと思うと…感動した…」と話した。各大臣からの質問に、同席した加藤コミッショナーが答えた内容については「批判を甘んじて受けるって、なぜ批判を受ける必要があるのか。理想と実態があるって、実態って何ですか?意味が分からない」と語気を強めた。』(デイリースポーツ)
2日後、セリーグは再度協議し、結局、パリーグと同じく4月12日開幕を決定。
『労組・プロ野球選手会の会長を務める阪神の新井貴浩内野手が24日、セ・パ同時開幕決定の一報を受け、遠征先の広島市内の宿舎で会見を行った。まずはプロ野球の開幕問題で世間を騒がせたことに「ファンの方にはおわび申し上げます」と陳謝。そして選手会の意見が認められたことについては「大変、大きな決断をしていただき、選手会の意志を理解していただき感謝しています。12球団の選手会が団結して意志を表示し続けたことが大きかったと思います」と語り、会見では目に涙浮かべ、声をつまらせていた。』(デイリースポーツ)
プロ野球にも正義は存在していました。
新井さん、苦悩の10日間。練習の傍ら、連盟・監督官庁への説明などで、プロ野球選手会会長として「開幕問題」で経営者側と対峙(たいじ)し、激務をこなし、本業で結果が出なくなるまでに。
そして、4月12日、プロ野球開幕を迎えました。
1点リードされた6回裏は、
ノーアウト1、2塁のチャンスに、センター前で同点タイムリー
開幕戦勝利です。
新井さんのお立ち台、かっこよかったでよね。
「こんなにたくさんの皆さんに応援してもらえる喜びをかみしめながら、プレーしました。選手とファンが一体となって、”がんばろう日本”という気持ちを出してやっていきたいです」
新井さんにとって、忘れられないシーズンだったでしょうね。
いよいよ、ベスト3の発表
第3位 『アニキの連続試合出場記録ストップ』
シーズン序盤での出来事でしたので、うっかり忘れてしまいそうな感じでしたが、これに触れないわけにはまいりません。それは、4月15日のナゴヤドームでの出来事です。
アニキこと、金本知憲外野手(43)は、この試合、スタメンを外れたものの、ベンチ裏で代打出場すべく準備を行っておりました。そして、2点リードで迎えた8回2死一塁での場面、投手に打順がまわってきたところで、代打「金本」がコールされました。誰もが、アニキがバッターボックスに入ったことで、連続試合出場は継続されていると思ったに違いありません。しかし、野球規則で定める試合出場の規定をこの時点ではクリアされておりませんでした。そして、事件は起こりました。
8回表、2点リードの場面。苦手のナゴヤドームで、あと2回、中日の攻撃が残っている場面ですから、もう1点欲しい場面。2死から、俊介が粘ってフォアボールで出塁。そして、代打、アニキです。長打が出れば、1塁から俊介が生還できますが、俊介も足には自信があります。
だが、ベンチからは、走るなの指示は出ていなかったのか、少しでも塁を進めたい俊介が行動に出ました。しかし、盗塁失敗。
アニキも、一瞬唖然としましたが、ベンチに引き下がって、肩の状態は良くないので守備にはつかず。直後、アナウンサーやネット裏の記者たちが騒ぎ始めました。
盗塁死でチェンジのため、アニキの打席は完了しておらず、裏の守備にも就かなかったため、野球規則一〇・二三「連続記録の規定」により連続出場とはならず、継続していた記録が途切れたんです。
試合後のアニキの話
「(記録が止まっても)全然。笑えたくらい。『前から、無理して試合に出すのはやめてください』と監督に言っていたんでね。でも、誰が打者であれ、あそこの盗塁はびっくりしたけど・・・」
昨年、連続フルイニング出場が止まり、そして、4月15日、広島時代の1998年7月10日のヤクルト戦から続いていた連続試合出場が1766試合であっけなく止まった瞬間でした。なお、この記録は、衣笠祥雄氏(広島)の2215試合に次いで歴代2位です。
続いて
第2位 『秋山、2年目のジンクス』
批判承知で贔屓していることも認めつつ、この記事を2位へ持ってきました。だって、ホンマに悔しいんです。
昨年8月、先発駒不足の中、高卒スーパールーキー、秋山拓巳投手が、一軍昇格し、先発ローテ入りを果たし、終盤だけですが、4勝3敗、1完封の成績、ルーキーシーズンにブレイク、高卒ルーキーでは出世頭でしたからね。
しかし、“2年目のジンクス”という魔物は、容赦なくスーパールーキーに襲いかかりました。
~2年目のジンクスとは (Wikipediaより) 特にプロ野球の世界では1年目に新人王を獲得したり大記録などを作って大活躍したルーキーが、2年目は成績が悪化する、というもの。2年目の意味をプロ入りから2年目に限定せず、それまで平凡な成績しか収めていなかった選手が活躍した(いわゆるブレークした)翌年を含めることもある。~
秋山君の場合、イベント参加で多忙になったわけでも、疲労回復が思わしくなかったからでもありません。2年目の本人の目標は、開幕一軍入りでした。しかし、自主トレ明けた春キャンプでは、2軍スタート。首脳陣のじっくり育てたいという方針でした。でも、開幕一軍はおろか、9月終盤まで一軍登録されることはありませんでした。
ようやく、9月28日に一軍登録、即先発
8月下旬から何度か、先発の話もあっだけど、雨に影響でお預けになっておりましたが、実に356日ぶりの一軍の先発マウンドに立ちましたが、
6回途中で降板、敗戦投手に。
10月には京セラドームでもう1試合登板したけど・・・ダメでした。
秋山君の場合、どこに原因があったんでしょうか。この答えはというと・・・。、先日、トークショーに、恩師、中西コーチとともに出演した際、中西コーチから愛のお説教を受けましたよね。中西コーチが言っていました。
~新聞記事~
今季、未勝利に終わったことで、恩師の中西コーチの愛の怒りが爆発。厳しい言葉がズラリ。
「期待してたのに裏切られました。去年の倍の8つぐらいは勝ってもらいたかった。」
「来年は、歳内といういい投手も入ってくるんでね」
加えて、
「自主トレをさぼっていたというかね。年明けに、キャッチボールを見て肩、肘が出来てないとおもった」
これに対して秋山君
「その通りです。今シーズンはみっともない成績になってしまった」と反省の弁。
追い打ちをかける中西コーチ!豪州遠征でカットボールを習得したことに、
「カットボールも大事だけど、まずはストレート。そして真っすぐを生かすのがチェンジアップ」とダメだしされました。
厳しい言葉が並びましたけど、これも、秋山君の潜在能力を十分知っている中西コーチだから言えたのでしょう。
シーズン終了後は、安芸キャンプで、課題となったフォーム固めを行い、ブルペンで熱のこもった投球をしていましたし、11月20日から約1ヶ月間、オーストラリアのウインターリーグに派遣、武者修行も経験するなど、何か復活のきっかけを掴んだと思うんです。
来シーズンの先発枠、能見、岩田、メッセンジャー、スタンリッジの4枚は確定。久保もリリーフに回るかどうかわかりませんが、久保が5番手。基本的に今シーズンと同じ、あと1枠しか残っていないんです。エネゴリ君、コバヒロの先発転向の可能性もあるし、白仁田、ショウ、鶴らも虎視眈々と狙っております。前途多難ではあります。が、しかし、このまま終わるわけにはまいりません。
来季は、愛媛でホームゲームが開催されるわけですし、これって秋山君への凱旋登板のために組まれたんじゃないかって思っているんですよね。復活勝利はもちろん、二桁勝利目指して、秋山君、頑張ってください!
いよいよ最後です。
第1位 『念願の監督交代、熱く熱く熱くなれ、和田豊監督』
真弓監督の無能さ、覇気の無さ、試合中の度重なる談笑に、ファンの怒りは頂点に達し、首位決戦となった9月9日からの神宮3連戦、3連敗で、優勝の絶望的になったにもかかわらず、翌9月12日は、球団から2年契約の来季も指揮を執らせる意向を固めました。 クライマックスシリーズ進出を逃しも既定路線であることを強調。追い討ちをかけるように、球団は、さらに2年契約の意向を示した時期もありました。
しかし、ファンは、世論は許しませんでした。向かい風が吹き荒れる中、突如、順位関係なく、クライマックス進出を逃せば解任されることに。選手は最後まで粘りましたけど、時すでに遅し。
そして・・・・
2011年10月28日午後3時、タイガース一筋、27年。
第32代 阪神タイガース監督に、和田豊氏が就任しました。
~球団ホームページより~
-それでは32代阪神タイガースの監督に就任されました、和田豊新監督のご挨拶をお願いします。
和田:現役で17年そしてコーチとして10年間、阪神タイガースでユニフォームを着させていただいております。現有戦力はしっかりと把握しております。1年目からしっかりと勝負していきたいと思います。改めまして来年より伝統ある阪神球団の指揮をとらせていただきます、和田豊です。強い決意と信念を持ちまして監督業に取り組みたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。
現役で17年そしてコーチとして10年間、阪神タイガースでユニフォームを着させていただいております。現有戦力はしっかりと把握しております。1年目からしっかりと勝負していきたいと思います。改めまして来年より伝統ある阪神球団の指揮をとらせていただきます、和田豊です。強い決意と信念を持ちまして監督業に取り組みたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。
-チームづくりという事になりますが、まずはどんな野球を目指していこうとお考えですか。
和田:まず、ホーム球場の器にあった野球といいますか、今すぐという訳ではないと思いますが、シーズンの半分は甲子園でやる訳ですので、広い甲子園球場に対して投手陣も含め、センターラインをしっかりと強化しまして「守りの野球」これが理想ではありますが、現有戦力から考えますと、すぐ明日からといわけにはいかないと思いますので、その中で現在の戦力に少しスパイスを加えれば十分優勝争い、優勝の出来るような戦力はあると思いますので、そう言った意味でも現在の戦力と、後は少しずつ出てきた若手を加えまして新しいタイガースを作っていけたらなと思っております。
―さあそれでは次に、目標について伺います。オーナーは1年目から優勝という話をされました。監督はまず最初のシーズンをどんな目標で。
和田:先程も言いましたが、現有戦力はしっかりと把握しておりますので、今の戦力にいろんな意味がありますが、本当に少し、ほんの少しのスパイスを加えると、十分優勝争いが出来ると思っておりますので、そのスパイスが何になるか。そこは私の考えもありますし、会社のフロントの皆さんと相談させて頂きながら、進めていきたいと思います。
―では全国のタイガースファン、そしてプロ野球ファンが、タイガースの新監督に期待をしています。ファンの皆さんに一言お願いいたします。
和田:今年を含めて6年間、本当に親身になって応援して頂いたにもかかわらず、十分な成績を残してこられませんでした。先程も言いましたように1年、2年、3年目に優勝争い、ということではなく、私も来年勝負をかけるぐらいのつもりでやっていきたいと思っております。ファンの皆さんもそれぞれに監督となってもらい、いろんな意見をお持ちだと思いますし、それを素直にぶつけて頂いていることもあると思います。実はうちの娘が甲子園のスタンドで1年間売り子をさせていただいておりまして、そこでの叱咤激励というか罵声も含めまして、いろんなことを聞いておりました。そして私がその立場になるということで、お手柔らかにということではなく、より一層悪いものは悪いと言っていただきたいし、我々もそういった方々、応援していただいているファンの皆さんを絶対喜ばしたい、喜ばすという気持ちで、これからすぐにでも野球に取り組んでいきたいと思いますので、是非また応援していただきたいと思いますし、来年の今ごろは皆さんで喜べるような、そんな年にしたいと思います。
1年目から優勝狙うと誓ってくれました。
背番号は86番のまま。
和田阪神のスタートです。
以上、10大ニュースでした。
最後までお読みくださりありがとうございました。
今年最後のブログ更新となります。
この1年間、ブロガーの皆さんには何かとお世話になりました。
よいお年をお迎えください。