2012年4月20刊 初版1986年10月
- 魔法の都ウィーン (ハーレクイン・セレクト)/ハーレクイン
- ¥650
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コーデリアは父亡きあと、継母にずっと粗末に扱われてきた。だから、住み込みの家庭教師の職を得たときはとてもうれしかった。しかも教え子の少女がウィーンの伯父の家にしばらく滞在する間、彼女も同行することになったのだ!30代半ばという少女の伯父チャールズは、ハンサムでとても背が高く、優秀な麻酔医だそうだが、コーデリアにはとてもそっけない。いくら彼に惹かれても、分不相応なのは明らかだから、芽生えた恋心はそっと心にしまっておくしかなかった。でも人々は言う。ウィーンの町には不思議な魔法がある、と。コーデリアは願った。彼の心に魔法をかけられればいいのに…。
この本も長く高騰していた一冊ですよね。
再版されて嬉しいです。
「ばらとシャンぺン」も再版されるみたいだし、この調子でどんどん出して欲しいです。
今回のヒロインはめずらしく看護師ではありません。
ヒーローも医師だけど、オランダ人じゃない。
でも継母に不当に扱われ帰る家のないところはまさにベティのヒロインです。
ヒーローも最初はヒロインを10人並みでさえない娘だと思い、目にとめません。
このヒロイン、芯が強いというかプライドも高く人に弱みを見せません。
不安なことがあっても気丈にふるまう健気さMAXでヒーローじゃなくても守りたくなるでしょう。
誤解からヒーローが嫉妬するというベティにはめずらしい展開で、ラストのヒロインのどん底生活といいドラマチックです。
白馬に乗った王子様のようにヒロインを救いに来るなんて!
この作品はお気に入りの一冊になりました。
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