夏になり、またニシュタリを聴くことが増えてきました。
発売当初に考察した内容から、また改めて今回紐解いてみてスッキリしたところがあるので纏めてみました。
MVに流し込まれたデータには一部読めない部分があるため、その不明な部分を自分なりに納得がいく解釈で書いています。
みなさんの意見もおきかせください。
とある星の住人たちは人造人間を作ることに成功した。
人造人間たちがそれぞれどのような生活や営みの形成、世界の構築をするのか?を実験するため、宇宙飛行士である西足鎌行氏は数人の人造人間たちを連れて衛星に移住することとなった。
高速飛行ののち辿り着いた衛星。鎌行はその衛星を「西足宇宙ステーション」と名付けた。
宇宙ステーションから母星を観測すると、星の住人たちが少し小さくなっているという信じ難い事実がわかった。
鎌行は原因を究明するために宇宙ステーション制御室内にミラーボールタンカーを作り、その中に星の住人たちを住まわせる事にした。(まだそこそこに巨大である。)
人造人間たちの文明がいつか西足宇宙ステーションへの留学(人造人間自身のルーツを知り得、星の救済に繋がるかも知れない。)を可能にさせるという希望を託し、ある程度の教育を施した彼らを母星へと送った。
鎌行は調査のために自らミラーボールタンカーに住むことを選択する。
(ミラーボールタンカーの管理を1人の人造人間に任せた。不具合があれば補修するように命じた。)
鎌行はコワシビトを愛してしまう。何度世界を繰り返してもそれは同じ事だった。
(自身が西足鎌行であったこと、世界への疑問も恐らく消滅している。)
それから途方もなく長い歳月(約231万年)が過ぎた頃。
とある惑星では星の人々がニシュタリ記念宇宙ステーションと呼んでいる衛星への星間飛行がついに可能となった。
古い伝承からこの衛星と本星は何らかの深い関わりがあり、衛星…宇宙ステーションへ行くのは留学という言葉を使うこととあった。
不安の中、彼らは宇宙ステーションへ留学した。
留学生たちが宇宙ステーションへ降り立ってみると辺り一面草原と雪に囲まれた何も無さそうな星だ。
明かりは無くとても暗い。
ただ着陸の標(ぬいぐるみ)が恒星の光を受けて輝いている。
水辺(水槽)にはエンブレムに描かれているあの生き物が実在している。
制御室には唯一の人間がいた。
口がきけないようだが、ピアノの音色で踊り、ミラーボールを回転させていた。ミラーボールから溢れ出る水を先程からせっせと運んでいるようだ……。
一番謎なのは
鎌行がどのタイミングで小さくなり、ミラーボールタンカーに入ったか?
なのですが、6000年に渡るエインシャントスリープで~という記述があるのでこのあたりに落とし所がありそうです。
ミラーボールタンカーの世界に居なくても、鎌行は身体が小さくなったりしたのでしょうか?
そうでなければ、最初のミラーボールタンカーはそこそこに巨大でなくてはなりません。
また、鎌行の記憶は次の世界でも前世の記憶として残ったのでしょうか。
エインシャントソングをしたためた時、彼はまだ鎌行でした。彼はいつの時代にも、同じ人として生まれ変わったのでしょうか。
あと、サイレントガールはどんな存在なのか?には、神のような存在という答えもあったのですが、無口にせっせと管理だけをしているところを見ると、話し相手のいない1人だけの星で任務を任された人造人間ぽいなと思いました。
ただそうすると疑問なのが、人造人間たちは生殖機能があり命は有限なのでしょうか?
サイレントガールはただ1人だけの存在だと思われますが、星の人々は古い伝承を知るのみの遠い末裔のように思われます。
母星(星の人々)と衛星(宇宙ステーション)ではまた星の時間の流れが全く違うのかも知れません。