右腕の刺青切除治療 | ヒルズ美容ステーション

右腕の刺青切除治療

今回は右腕の刺青の治療を希望された症例です。


ヒルズ美容ステーション

患者様は・・・

 

複数回の治療よりも、

 

1回での治療を希望されたため、

 

レーザー治療ではなく、切除治療を行うことにしました。

 

 

刺青治療は・・・

 

“切除した後に欠損部が出来ように縫合できるか”

 

・・・がポイントになります。

 

切除したはのはいいが、

 

その後に縫合出来なければどうしようもありません。

 

刺青を見た瞬間に、

 

1回で取れるのか?

 

それとも数回に分けて行うか?

 

あるいは、

 

他のところから皮膚を採取して移植する“植皮”が必要になるのか?

 

判断しないといけません。

 

特に手足の刺青治療の場合は、

 

術後に手足の機能障害を起こさにように考慮しないといけません。

 

そのために術前の判断、デザインなどが非常に重要になります。

 

では症例を見ていきましょう。

 

今回の症例は右腕ですが、

 

機能障害がないように、かつ一度に取り切れると判断し行いました。

 

まずはデザイン~切除~縫合までです。


ヒルズ美容ステーション

 

腕を様々な方向に動かしてもらい、

 

腕の機能障害が起こらないことを確認し縫合しました。

 

そして、

 

縫合~テープ固定~術後2ヶ月の状態です。


ヒルズ美容ステーション

 

この時期でポイントは、

 

腕の運動刺激から傷を守る(*)ために、

 

数ヶ月のテープ固定を行います。

 

*運動は傷を刺激し、綺麗に治ることを邪魔します

 

それではbefore & afterを確認してみましょう。

 

ヒルズ美容ステーション

 

 

まだ2ヶ月で傷は赤く、テープの跡もありますが、

 

ある程度赤みがひくまでは、

 

このままテープ固定を続けてもらう予定です。

 

 

 

 

手足の刺青治療の場合、

 

切除したはいいけど、

 

“縫えない”

 

“機能障害を起こした”

 

・・・では元も子もありません。

 

術前のプランニングとその後のケアが非常に重要です。

 

 

                 丸山成一

 

※before & afterの画像についてのご注意

写真はあくまで参考画像であり、症例により効果や満足度は異なりますのでご了承下さい。

 

※リスク・副作用・合併症

内出血、腫脹、発赤、疼痛、感染、傷の哆開(しかい;傷が開く)、糸が出てくる(埋没縫合した糸がでてくることがある)、縫合糸膿瘍、テープ(傷の安静をはかるためのテープ固定)かぶれ、傷が長くなる、ドッグイヤー(傷跡の両端が盛り上がる)、傷の肥厚・陥凹、ケロイド形成、自分が想像していた結果(入れ墨が取れないなど)と異なるなどが考えられます。