ブルー・ナイルの「HIGH」 | いつか見た空の続きを

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空と書いてゆめと読みます。コラージュ作家、イラストレーター引地渉のブログです。

店を出ると、雨が上がっていた。既に日は落ちている時間だが、都心の空は紫色の靄がかかったようである。10月だというのに雨の多い月であったが、明日でそれも終わり。
ブログも不思議と続いている。ヒマ人というのはおそろしいものである。
さすがにネタもないわけだが。

ここは音楽のカテゴリーでもあるので、たまにはオススメのCDでも。
自分の趣味はかなり偏っているし、こんなブログを読んでいる数少ない読者の中に同じ嗜好の人が果たしているかはかなり疑問ではあるけれど。

紹介するのはブルー・ナイルの「HIGH」。
スコットランド出身のバンド。ジャンル的にはオルタナティブ・ロックということになろうか。
前作からなんと8年ぶり、81年結成以来、4枚目のアルバムである。
めまぐるしい日本の音楽シーンでは考えられないような寡作ぶりだ。
北浦和のdisc unionで叩き売りされていたCDの中に彼等の2ndアルバム「Hats」があった。初めて聞く名前のグループだったけれど、青いジャケットがなんとなく気に入ったので買って聞いた。もう、15年位前の話である。

彼等は相変わらず音楽を続けている。
そして、その音楽はいい意味で変らず、質の高さを保っている。
自分達のペースで創作活動を続けているからこそなのだろう。
静かな雨上がりの夜に、ポール・ブキャナンの渋い声は良く似合う。
Amazonでは試聴もできるので、未聴の方は是非。

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