PUSH 光と闇の能力者 | h

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「PUSH 光と闇の能力者」
今年、劇場で鑑賞した八十本目の映画。超能力もの。
一人の超能力者がヒーローとして活躍するタイプでなく
種類の違う能力を持った者が幾人も登場するという
言わば、大ヒットドラマHEROES みたいなタイプ。
悪の組織がその力を利用しようと能力者を狙っており
また、その組織内で活躍している能力者もいて
能力者たちが敵味方に分かれて戦う、てとこもHEROES的。
本作の敵対構造は三つ巴になっている。
ディヴィジョンと呼ばれる組織、組織に狙われる能力者たち、
そしてディヴィジョンのブツを狙う中国人超能力者一家。
超能力ものは映画でもテレビでもやりつくされているから
その中で新しさを打ち出すことは難しく
実際、作中に新しさは見られないし
どっかで見たなって部分が諸々あるのだが
それでも好きだ。超能力もの。

超能力のタイプは以下のとおり。
ウォッチ
予知能力。絵に描いて表す。
ムーブ
念動力。最大限に発揮するとフリーザ様みたいになる。
プッシュ
偽の記憶を埋め込み人を操る。HEROESのイーデンに近い。
スニフ
物の匂いから持ち主の行動をたどる。サイコメトラーEIJI っぽい。
ブリード
大声による音波で物体や人体を破壊する。
シャドウ
一定範囲においてウォッチやスニフによる追跡を遮る。
シフト
一瞬で物体を別のものに変異させる。長くはもたないらしい。
ワイプ
対象者の記憶の一部を消す。
スティッチ
手で触れることにより傷を治したり作ったりする。

アクションシーンはムーバーのが面白かった。
特にガンアクション。拳銃を手に持たず浮遊させた状態で発砲。
また、能力の組み合わせによる攻防が楽しかった。
ウォッチで行動を読んで相手が逃げる先を特定し
ブリードが行く先のものを破壊して逃走を阻む。
ワイプで記憶を消し決断を白紙にすることで
ウォッチでの追跡をかく乱する。
肉眼で見えてもウォッチで見えないものを見つけ
そこがシャドウされている=隠すべきものがあると狙いをつける。

後半は各チームの目的が明確になり、それぞれ大きく動き出す。
特にやっかいであるウォッチャー・スニファーの追跡を巻くため
二重三重の複雑な作戦を立てて、裏をかく。
これは面白かったが、ちょっと丁寧さに欠けたかなあ。
とってつけたような運びが目立った。

h-p

キラ役のカミーラ・ベル、大好き。非常に好み。
ダークカラーの豊かな髪、キリリとした眉、可愛い垂れ目、
すっとした鼻、彫りが深すぎず強くも柔らかな印象の顔立ち。
ダコタ・ファニングは、いい成長してた。
幼少時に天使の可愛さを見せていた子でも
ティーンになると、あれれ?って事もあるものだが
彼女はそんなことなく、この時期ならではの魅力を出してた。
子供ではあるが子供らしい子供の段階を抜け
しかし若干のあどけなさを残していて、可愛い。
これからキレイな女優になっていくのかなぁ。まだ分からん。


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