アイ・アム・レジェンド | h

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平成20年1本目。「アイ・アム・レジェンド」。
大作だけどすいてた。タイミングが良かった。
公開して暫く経ってるから。
出来ればどんな映画も
こんなタイミングで、こんな空き具合で見たい。
だけど、タイミング見計らってるうちに見逃す可能性があるから
見たい作品ほど、そうできない。
見逃したくない作品ほど早めに足を運んでる。
だから、そういう作品は良くない環境(こんでる)で
そうでない作品は良い環境(割とすいてる)で見る事になる。
これを、このタイミングで見ているという事は、そういう事だ。
優先順位が低かったから、このタイミング。

予告編を見た段階で気になってはいたんだけど。
しかし、あの予告編は、あまり良くないな。
内容を示してない。出だしの状況だけ。
予告編を見ただけじゃあ、こんな映画だとは分からない。
完全に人間が消えた世界だと思ってたもん。
地球上に人間は主人公しかいない。
人間的な生物も元人間もいない。そう思ってた。
登場人物ウィル・スミス だけで引っ張ると思ってた。
どんな内容かは分からんけど
それはそれで凄そうだなーと。

といっても自分は予告編だけの情報で見に行ったわけじゃない。
あまりにも内容が分からないから、ちょろっと調べた。
で、原作となった小説がある事を知り、あらすじを読んだ。
事前に知っておいて良かった。
予告編では、ホラー部分については分からなかったから。
基本的に怖いのは苦手なので見る前に心構えが必要。
ホラーな展開になるって知らずに見ちゃった人、いるだろな。
こんなんなら見たくなかった!って人、いるだろな。
予告編でちょっと出しておくべきだ。怖いとこ。

怖かった。ホント怖かった。
じわじわ来る不気味さじゃなくって
ドキーッ!ビクーッ!っていう怖さ。
「ひゃあ!」って声でちゃったもん。
体も動いちゃったもん。
ううう、怖かったよう。きょてー。
一人じゃなくて、誰か逞しい人と一緒に見たかった。
怖くて、びっくりして、途端に心臓ドキドキ。
やばい!早く!っていうハラハラもある。
そういう意味では、よく出来た映画だと思う。

でも、それ以外はどうかと思う。
原作が好きな人はガッカリしたに違いない。
憤りすら感じたかもしれない。
自分は原作は読んでいなくて
ネタバレを含むあらすじを読んだだけなのだが
この映画では原作のキモが一切除かれてしまっている。
意外かつ考えさせられる展開を完全に無視して
単なるヒーロー物にしちゃってる。
それが大衆にウケるのかもしれないが、やはり残念だ。



アイ・アム・レジェンド 特別版(2枚組)
地球最後の男 オメガマン
アイ・アム・レジェンド (ハヤカワ文庫 NV マ 6-5)