トランスフォーマー | h

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今年に入ってから劇場で見た映画39本目。
「トランスフォーマー」。
言わずと知れた日本のアニメ「トランスフォーマー」が元。
言わずと知れた・・・って言いすぎか。
ロボットものだから女子は興味なかったかも。
世代的に見てない人だって沢山いるだろうし。
自分は見てたけど熱心に見てたわけじゃなく記憶も曖昧。

覚えてるのは
いいもんが「サイバトロン」ということ。
わるもんが「デストロン」ということ。
それぞれにトレードマークがあって
場面切り替えの時にクルリンなること。
サイバトロンのリーダーはトラックの「コンボイ」ということ。
そのくらいかな。
シリーズ化されて幾つか続編があったようだけど
自分が見てたのはたぶん最初のだと思う。

映画に出てきた「オプティマス」は
コンボイをイメージしたものだと思う。
型は違うけどトラックだし色合いも近い。
映画に出てた「バンブルビー」を見たら
アニメにもそれっぽいのがいたことを思い出した。
黄色い小さい車で、少年が乗ってたように記憶してる。

映画「トランスフォーマー」は
アニメ「トランスフォーマー」が元になっているとはいえ
決して忠実さを追求したものではなく
いわば、それを基盤に新しく作り上げたといったふう。
だから比較すべきではないし比較できるようなものでもない。
アニメの方を知ってても知らなくても感想は変わらないと思う。
知ってて楽しいのはキャラのネタ元が分かることくらいかな。
全くの別モノと思ってもらって差し支えないんじゃないだろうか。
雰囲気もかなり違ってる。
あのマークは、雰囲気にそぐわなかったな。。。
マーク出してくれて嬉しいけど、合ってない。
思い切ってナシにしちゃった方が良かったかも。

楽しい映画だった。
特別ロボット好きではないけど、楽しかった。
ウィーンガシャ ウィーンガシャ ズシーン ドシーン
かっこいい!!!
車からロボットになると大幅に体積増えてて
おいおいオカシイだろ。もしや中身スカスカか?!
とか思いもするんだけど
そんなのどうでも良くなる。かっこいいから!
やっぱりサイバトロン(と言わせてもらう)のロボがいい。
車らしい部分がしっかり残っているし色もきれい。
何よりトゲトゲしくない、「ロボ」なフォルムがいい。
デストロン(と言わせてもらう)はマシンというよりモンスター。
黒くて、いかにも金属質で、トッキントッキンしてて痛そう。
顔だって邪悪で、かっこいいとは思えない。
マシンのCGは本当に完成度が高くって
人間との絡みも全く違和感ない。

ロボットそのものだけでなく、もちろんバトルもかっこいい。
マシンも人間も派手に戦う。銃撃、爆発、炎、煙、、、
街中では何でもかんでも盛大にぶっ壊れる!
ロボの破壊力は凄い。あんだけデカけりゃな。
ロボ同士の戦いは離れた距離からの銃器によるものと思いきや
けっこう至近距離でやってて、肉弾戦みたいな状態。
軽快ながらも重量感を損なわず、かつアクロバティックな動き。
カメラ寄ってて(CGだけど)全体の動きが把握しにくいが
至近距離だけに迫力は満点。ドキドキした。



ストーリーはあってないようなものだが
政治家・軍隊・警察・研究チーム・一般人など
複数の視点を切り替えて問題を追うため
バトルシーン以外も案外飽きない。
問題解決に向けて視点が統合していくので
その頃にはちょっと飽きを感じたが。

深みはなくとも、とてもよく出来た作品だった。
ヒットさせようという意識をしっかりもって作られたのだろう。
ロボットアクションものを貫きながらも
うける要素が多々盛り込まれている。
たとえば、イマイチな少年とクールな少女の恋。
これはコンパクトで良かった。軸がぶれない。
たとえば、ロボットと人間の友情。
互いを守ろうとするバンブルビーとサム。感動した。
たとえば、コメディタッチの部分。
ちょっとずつ散りばめられてる。サムの両親とか。
お母さん、「ハッピータイム」て。
しかし、一番好きだったのは
銃撃戦真っ只中でのVISAカード。

音楽はリンキン・パーク、 スマッシング・パンプキンズ、
グー・グー・ドールズ と有名どころが参加してて
ロックな雰囲気が満載。
スリップノット が参加してないのは意外だった。
スリップノットのメンバーの誰かは
トランスフォーマーの熱烈なファンらしいから。
左右の手の甲にサイバトロン・デストロンのタトゥー入れてる程。
スリップノット、今は活動してないって聞いた事あるから
それで不参加だったのかなぁ。

さて、作品とは外れた話をちょっと。
映画を見た後のこと。
映画館を出て帰宅するべく歩いていたところ
「すいません」「付き合ってる人とかいるんですか?」
「これから用事ありますか?」と話し掛けてくる人がいた。
こんな変な人=自分に話し掛けるとは、どういうことか。
自分だったら絶対に話し掛けない。
自分で言うのもなんだが、このときは酷い姿だった。
起きっ放しの髪、洗いっ放しの顔、
バギーのジーンズを履いたものの裾が鬱陶しく
膝まで捲り上げてた。しかも左右の高さが違う。
足元はきったないビーサン。
上はよれよれのタンクトップ。
しかも映画館で思いっきりコーラこぼして
前面の半分くらいにデカデカとシミがついてる。
さらにはウエストポーチ装着。
おまけにスーパーの白いビニール袋(小)に
読みかけの本入れてプラプラさせて歩いてる。
どっからどーみても変な人だろう。
こんな変な人、普通なら話し掛けないだろう。

変な人に話し掛ける変な人はとっとと無視して
自分の変な格好については一切反省せぬまま
帰途についたのであった。




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