挫折で道は開くのか? | 八百屋ではたらくアーティストひじき

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絵画・写真・デザイン・表現・生きていて感じること

を綴ります


表現をして生きていく決意

なたは挫折をしたことがありますか?

言葉に出来ないくらいキツイ体験じゃありませんでしたか?


挫折は、苦い経験。

しかし、その向こう側に新しい世界も広がっている。



みなさんコンニチハ!


きょうは、前回の続きで、

僕が音楽活動を始め、ギターを持つに至る経緯をお話します。

その前に、前回のブログのおさらい ⇒ 『ライブ=生きている』


では、どうぞ。


====== 其の弐 =================



学受験は、悩んだ末に建築系の学校を選択し、必死の勉強で無事合格する。

建築系を選んだ理由は、モノを作ることが好きで魚も大好きだったので水族館を設計出来たら面白かろうと考えたから。

一人暮らしを初め、
意気揚々と乗り込む新生活。

おれは、無敵だァッ!なんでもこいィィィ~~~ッ!!


かし、いざ学校が始まると・・・


生来、コテコテの文系だった自分は早々に数学系の授業でつまづく。

まるで宇宙物理学を聴かされる野生の猿のように、思考停止。

次第に遠のく意識。起き上がる、文系脳。

『そういやオレ、数学ってまるで駄目だったわ・・・。』

それでも、実技の授業だけは好きだった。

過去の名作と呼ばれる建築家の別荘の模型を作ったり、自分のデザインで住宅を設計したり。

睡眠時間を極限まで削り、制作に当たるも一年目が終わるころには学校からすっかり足が遠のいていた。

コミュニケ―ション能力のない僕は友達も出来なかった。

もう、燃え尽きていた。

二年目の授業には顔を出さず、そのままドロップアウト


々とした憂鬱な地獄の日々の始まり。

何もやる気が出ない。目標を見失う。引き籠ってしまう。


そんな、真っ暗闇の自分に一筋の光が見えるときが来た。



それは・・・




だ。

自在なストーリー。想像力をかきたてる絵。

子供だけのもの?いやいや、老若男女が楽しめるポピュラリティーがある。

『子供に解らないことで、大事なことはほとんどない』

なんてことも誰だか言っていた。

そのスタイルは千差万別。作者ごとに違うといっても過言ではない。

建築の製図で、まっすぐの線を正確に書くという作業に苦痛を覚えていた僕は

ココに
を見出す。


俺の線は、まっすぐじゃなくても良いんだ。


中・高と絵を描きまくり、物語を考えることも好きだった自分にこれ以上の適性があるもんかよ!


ぐに、絵本を勉強しようと志し、デザイン専門学校の門を叩く。

2年間必死に勉強した。

絵を描くこと、グラフィックデザインの基本、表現の基本・・・

さまざまなことを学ぶ日々が本当に楽しかった。

同じ志の友達ともたくさん出会えた。



の頃、本物のロックと呼べるバンドを知り、どっぷり傾倒する。

それは、





【Blankey Jet City】
 『ガソリンの揺れかた』


解散ギリギリの1年くらい前に、大好きになった。

これだと思った。

ヒットチャートとはあんまり縁が無いかも知らんが、最高にカッコいい。

ギターボーカルの浅井健一は、未だに僕の一番好きなミュージシャンである。



『D.I.Jのピストル』

D =ドキドキするような
I  =イカれた
J =人生

これ、すごく素敵な考え方だ。ロマンティックだ。

オレもこういう生き方をしたい。





楽、絵、デザイン、友達・・・

このデザイン学校の2年間が僕の人生の方向を決めた。


一生表現をして生きていく決意をしたのだ。




ザイン学校を卒業。

就職はせずに、アルバイトをしながら絵を描く日々。

いろいろな人とも交流を持った。

大学での挫折があっても、僕はここにいる。

絵を描いて表現をして・・・人とつながる楽しさを知った。



そして、いよいよ彼と出会う日が来る・・・




其の三に続く

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最後まで読んでいただいてどうもありがとうございました(^ ^)

次回は、いよいよ音楽を始めるについてお話したいと思います。

お相手は、ワラビーズのひじき石塚でした。