会田誠さんは人そのものが面白いッ!!! | 土方美雄の日々これ・・・

会田誠さんは人そのものが面白いッ!!!

昨日は、午後3時少し前、蒲田のメキシコ料理店「ハリスコ」へ行って、「中南米マガジン」の取材(その詳細は次号、VOL.27を買って、読んでねッ)。

その後、機材が重かったので、家までタクシーで戻り、カメラ等を部屋にぶち込んでから、電車を乗り継いで、信濃町の京都造形芸術大外苑キャンパスへ。

午後7時半から始まった会田誠さんの「アンチ芸術原論~『芸術とは何か?』を考えずに考える~」は、まぁ、表題とはあまり関係なく、会田誠というアーティストの、いわば個人史。これが、実に、面白い。

世の中、凄いアーティストはたくさんいるが、お会いすると、書く絵(その他、版画や彫刻だったり、インスタレーションだったり・・)はともかく、当のご本人は、意外に、いたってフツーの人だったりすることも多いが、会田誠さんは、存在そのものが、メチャクチャ、面白い(失礼ッ)。期待されると違う方向に行っちゃうとか、その場に決して安住しない、というか、安住を嫌う、考えようによってはソンな性格。それが、あの多彩にして、猥雑で、ある種「崇高」ですらある、会田ゲージュツをつくり出しているのだなぁ・・と、つくづく、実感。

持ち時間の2時間、丸々、しゃべり続け、それでも、個人史は青春時代から少し抜け出たくらいまでで、時間切れとなり、途中打ち切り。

そのお話を、もっともっと聞きたくて、駅前「魚民」での懇親会にも参加したが、同じ思いの参加者で、懇親会は予想を超える大人数となって、会田さんは各テーブルを律儀に回って、出された質問に、丁寧に答える大サービス。一見「偽悪的」なポーズとは裏腹に、とても誠実な性格も垣間見えて、本当に楽しいひとときでしたぁ~。でも、私自身は、同じテーブルの若い人たちに質問は譲ってしまったので、本当は聞きたいことも、多々ありましたぁ~(涙)。

おかげさまで、久々の、終電での帰宅。

次回「ミヅマアートギャラリーのアーティスト」は、山口晃さん、さらにO JINさんと、続きます。