「図書館戦争 革命のつばさ」 | 土方美雄の日々これ・・・

「図書館戦争 革命のつばさ」

人気作家・有川浩の「図書館戦争」シリーズの第4作、「図書館革命」のアニメ映画化。TVシリーズの完結編でもある。

舞台は表現の自由を制限する「メディア良化法」が成立した近未来。「公序良俗」を乱す表現を取り締まるとして、検閲を強める「良化隊」に対抗し、表現の自由を守るため、結成された「図書隊」隊員の、主人公・笠原郁の成長と、その上司である堂上篤班長とのもどかしい恋の行方の最終決着を描く物語。メディア良化委員会は、ついに作家狩りに乗り出し、その最初のターゲットとされた作家・当麻蔵人の身辺警護にあたることになったのが、笠原と堂上。2人は、果たして、良化隊のなりふり構わぬ攻撃から、当麻を守り切ることが出来るのか・・というような、お話です。

プロダクションI.Gの、優れたアニメーション「力」には、何の文句もないが、物語はTVシリーズの完全な延長線上で、図書隊 VA 良化隊の抗争と、恋の結末もまた、まぁ、だいたい、想像の出来る範疇のもの。その意味で、驚きという点では、正直、今ひとつ。

まぁ、シリーズ完結編として、ファンが満足できれば、それはそれでいいのでしょうが・・。