なんちゃって、「大学生」 | 土方美雄の日々これ・・・

なんちゃって、「大学生」

昨日、京都造形芸術大学から学生証等が届いたので、これで正式に「大学生」ということになった。

大昔に通った大学では、史学科に在籍していたが、今回は芸術学を専攻する。もっとも、芸術学といっても、私が主に学ぶのは美術史なので、大昔の学生時代と、いわば地続きのジャンルである。30年以上というか、40年近いブランクがあるとはいえ、その間、自分なりに独学してきたという自負もあるので、今さら、大学へなど行く必要があるのか???という自問自答も、もちろん、なかったわけではない。ハッキリいって、60過ぎで、大学へ入り、仮に大学院まで進んだとしたところで、何のメリットも、ありはしないのだ。

要は、リタイア後の「老人」の趣味というか、ヒマを持てあまして、下手な絵を描き始めたり、やたら立派な、分不相応なカメラを首から下げて、あちこち、徘徊したり、はたまた、四国に歩き遍路にでも行ったりするのと、何も変わりはしない。そんな、自虐的な思いにかられもしたが、以前、一度、資料を請求したら、実に3年以上も、毎年、資料やメルマガ等を送り続けて下さった、京都造形芸術大学の誠実で、辛抱強い対応に、応えることにした。

通信制とはいえ、結構、スクーリングに通わねばならないし、レポートも試験もある。加えて、私の場合、3年次への編入入学なので、2年間で必要な単位を取る必要も、ある。どこまで出来るかわからないが、やる以上、せいぜい、頑張って、最短の2年で学部を終了し、さらに、大学院に進めるよう、努力したいと思う。

と、またまた、老人の冷や水というか、決意表明まで(なにせ、決意表明は、昔から得意なもので・・)。