「ハートビート展」 | 土方美雄の日々これ・・・

「ハートビート展」

ワタリウム美術館から送付されたチラシを、先日、読み返していて、同館のコレクション展「ハートビート展 時代にキスして」は、22日スタートであったことに気づき、とりもあえず、昨日、行った。確か以前のブログで、今週末からであるかのように記したのは、私が自分の手帳に間違えて記入したためで、どうもすいません。ちなみに、会期は4月17日(日)までと、長いです。

さて、「ハートビート展」は、14人のアーティストの作品、96点からなる同館の現代美術コレクション展。アンディ・ウォーホルや、ルネ・マグリット等、おそらく、誰でも知っている巨匠の作品から、(少なくとも、私が)初めて観るアーティストの作品まで、多彩な作品が並ぶ。

しかし、正直いって、キャンパスに日付を記しただけの河原温の、一連の「日付絵画」や、黒板に多分即興で、文字を書いただけのヨーゼフ・ボイスの作品等、私の貧弱な頭脳の理解を超える作品も多い。私は現代アートは、たとえ訳がわからなくても、面白ければ、それでよいと思っているが、逆に、アンディ・ウォーホルであれ誰であれ、面白くなければ、少なくとも私にとっては、意味のない作品なのだ。

アンケート用紙に、「一番、興味を持った作品はどれ?」とあったので、私が記したのは、ジョナサン・ボロフスキーの作品。夢を題材にした作品が多い、アメリカのアーティストだ。アンケート用紙を提出した人には、全員にくじ引きで、何かが当たることになっていて、私もクジを引いたが、当たったのは、な、何と、そのボロフスキーのポスト・カートだった。

何かの縁を感じて(本当は、ただの偶然)、館内で売っていたボロフスキーの本「夢をみた ジョナサン・ボロフスキーの夢日記」(イッシプレス)を購入。同館地下のカフェで、それを読みながら、熱いチャイを飲んだ。