なかなか、行けない | 土方美雄の日々これ・・・

なかなか、行けない

先週の土曜日から出光美術館で、「ルオー大回顧展」が開催されている。観たいなぁと思いつつ、まだ行けていない。

ジョルジュ・ルオーは宗教画家とはいわれているが、人間の醜さや傲慢、そして苦悩を、愚直なまでに真っ正面から描き、その陰鬱な厚塗り画面から、どーしても目をそらすことが出来ない、実のところ、若いころから、かなり好きな画家だった。

そのルオーの作品を出光美術館が400点近く所蔵していることは、知っていた。これはおそらく、世界でも有数のコレクションで、「ルオーギャラリー」を常設し、頻繁にルオー関連の展覧会を開催している汐留ミュージアムでさえも、その展覧会を開催する時には、出光美術館からの出展抜きには開催が難しいほどである。

今回の「大回顧展」はそのコレクションの中から、230点あまりを一挙に展示(会期中、展示替えあり)するもので、通常、同美術館でそのルオー・コレクションを観ることが出来る機会はそう多くはないだけに、本当に楽しみ。

しかし、同美術館は午後5時で閉館してしまうので、実家に戻ったり、原稿書きに集中するため、土日の外出は極力避けたい私としては、平日の昼間に、仕事の合間に何とか、時間をつくって、観るしかない。

まぁ、会期は8月17日まであるんですけど・・。

昨日、無事、特集号を降版。少しは余裕が出来るかなぁ。あっ、そろそろ、映画「靖国」の映評も書かないと・・。