マヤ・アステカの神々 | 土方美雄の日々これ・・・

マヤ・アステカの神々

アンデス文明研究会の桜井敏治さんが、「ラテン・アメリカ時報」06年1月号(ラテン・アメリカ協会発行)に拙著「マヤ・アステカの神々」(新紀元社)の紹介文を書いて下さいました。以下、転載です。

「メキシコとその近くにある中米の国々の博物館や先史文明が残した遺跡には、おどろおどろしいマヤ、アステカの多くの神々の姿を刻んだ石像がみられる。それら異形の神々が、いかなる風土から生まれ、当時の人びとがどう接してきたのかを、分かりやすく文明、時代、場所、そして祭祀などから明らかにしようとしている。

マヤ、アステカの歴史とマヤ文字や天文知識、社会の概観から始まり、マヤの神々、マヤ神話『ポポル・ヴフ』『チラム・バラム』の紹介、マヤ歴代王国の盛衰記、メキシコ中央高原の神々とアステカの祭祀、スペイン人の征服者コルテスの到来によるアステカ王国の終焉までを事典風に項目別に平易に解説しており、巻末には遺跡ガイドや参考文献表もあって、マヤ、アステカ文明に関心がある者には便利な手引きとなっている」

来年にはアンデス文明研究会の機関誌もついに、原人舎を発売元に市販されるようになるとのことです。楽しみです。