ロンボク島の人に、必ず聞かれること。
それは、
「プルチンカンクンはもう食べた？」 です。
カンクンは空芯菜のこと。
プルチンはサンバル（辛い唐辛子のペースト）の名前、
もしくはこのサンバルをかけた料理の総称のようです
（何人かに聞いたけど答えがバラバラ）。
空芯菜にから～いソースをからめて、ほかほかご飯と一緒に食べるよ。
地元の人は、空芯菜には鉄分がたっぷりだから、
女性に必要な食べ物なんだよーって言ってました。
そしてなぜか、ロンボクの空芯菜はバリの空芯菜よりおいしい！って言います。
あと、鉄分が多いから眠くなるとも…。
諸説あるプルチンカンクンですが、つまりみんな大好きだってこと！
空芯菜のレシピは、ニンニク炒めしか知らなかった私。
ニンニク炒めも確かにおいしいけど、
これも、めちゃくちゃおいしいんだーーー
注）もちろん、めちゃくちゃ辛いです、はい。
でもって、簡単
そりゃ、みんな好きになるよね。
トゥラシ（terasi）というエビからつくられた発酵調味料を使うから、
ちょっと匂いがあって、お口に合わない人もいるかもしれないけど、
塩辛とか、辛子明太子とか、
そういう辛めの海産物が好きな人はきっと好きだと思う
早速作ってみよ～☆
＜材料＞
空芯菜 好きなだけ
もやし １パック
※以下、サンバル（からーい合わせ調味料）
トゥラシ（または蝦醤） 大さじ1/2杯くらい
トマト 小２個
（甘いのより、まだ若めのすっぱいトマトが合うと思います）
プリッキーヌ ２－３本
（↑これはタイでの名前。インドネシアではcabe kecil、といいます。
アジアン食材店で手に入るはず。小さい赤い唐辛子です）
塩 適量
砂糖 少々
すだちやライムのような青いみかん １－２個
＜作り方＞
１）サンバル（辛い合わせ調味料）をつくります。
トゥラシを串かフォークにさして、直火であぶります（蝦醤の場合はそのままでOK）。
トマトは小さめにざく切りします。
↓
塩、砂糖を加えて、一緒にすりつぶします。
２）空芯菜をゆでます。
たっぷりのお湯で塩茹でして冷ましたら、縦に細く裂きます。
もやしも茹でます。
※私の下宿先のおばさんは、なぜか葉を使わず、茎だけ茹でます。
でも、お店で出てくるのは、葉っぱもついてるし、
縦に裂いてあるふうでもありません。
３）お皿に、水気をきった空芯菜ともやしを盛ります（混ぜずに、別々に盛ってね）。
１）に青いみかんの汁をキュッとしぼって、小鉢に入れます。
４）ほかほかごはんに野菜をのせ、その上にサンバルをかけて、
全部混ぜ混ぜして召し上がれ。
※今日はもやしを入れませんでしたが、たいてい入っています。
※テンペゴレン（揚げたテンペ）も一緒に食べるとさらにうまい。
※プルチンカンクンは手で食べるにかぎる！
↓↓↓
手で食べると、
唐辛子のせいで、ものすごく手が熱くなりますので、
食べる前にも水に手を濡らして、
食後は速やかに
手を洗ってください！！！口の周りなんかもヒリヒリしますので、お気をつけて。
汗っかきさんは、タオルを用意しておくとよいでしょう（←私のこと。笑）
注意）トゥラシっていう名前のハーブがあるので、間違えないでくださいね。
そのハーブは、別名ホーリーバジルといってバジルの一種だけど、
インドネシアではクマンギ（kemangi）とよばれています
これを使ったお料理も美味！
また紹介しますね。