奈良心理カウンセラー山中です。




わがままを言わない理由


例えば自分のこころの中で
                                       
「この人の言ってることは間違っている」
                                              
と思ったとします。
                                            
その時に思いをストレートに口に出し
                                             
お互いが感情的になり、人間関係が壊れてしまった。
                                          
結果、イヤな思いがすごく残った。
                                     
                                                
そんな経験がある人は
                                 
同じ場面に出くわしても決して口は出さず
                                        
波風を立てようとはしません。
                        
                                
そして、常に自分は
                        
「わがままを言わない」
                          
「空気が読める」
                                   
「泣かないで」
                                    
「人に迷惑をかけない」

                                         
ちゃんとできる「正しい自分」でいることで
                                             
生き延びてきたわけですね。
                                        
                                  
つまり
                      
「正しい自分」
                                    
「いいひと」

                                      
になるとすればするほど
                                             
「本当の自分の気持ちを否定してきた」
                                        
ということなんです。
                               
                                  
なのに、
                                          
自分が「してはいけない」と思っていることを
                                               
普通にする人が現れるから
                                         
「私はキチンとしてるのに、お前だけズルい!!!」
                                          
になるんですね。
                             
                               
「自分だけが空気を読んで我慢している」
                                      
「自分だけが不自由に生きている」


そんな気がして、イライラするんです。
                              
例えると
                               
頑張ってダイエットしてるのに
                                  
目の前でケーキを食べられるようなもの。
                                          
                                      
「本当は私もそうしたい~~!!」
                                      
これはつまり
                           
「うらやましい~~~~!!」
                                           
なんですね。
                               
                                      
「私は嫌われるのが怖くて我慢ばかりしているのに
                                         
お前は自由気ままにして、ズルい!うらやましい!!」
                               
なんですね。
                                         
本心では自分だってそうしたいのに
                                 
強くおもってるのに
                              
それでも我慢して
                                  
「いいひと」を演じ続けるから
                                                  
こころが暴れだすんですね。
                          
                                  
この我慢している自分を
                                       
解放してあげないと、いつまでたっても心は満たされません。
                                             
う~ん、でも自分は正しいことをしているのに・・・
                                        
その人の為を思ってしているのに
                                 
なぜ、悪者になってしまうの。
                            
                                 
こんなに頑張っているのに
                              
理不尽なことばかり起きてしまうの。
                                        
理由は簡単なんです。
                                          
                                    
自分は正しいと、思っていればいるほど
                                         
自分の周りに正しくない人を集めてしまうからなんです。
                                                 
そうすれば、よりいっそう
                                    
自分は正しいと確信できるから。
                         
                               
自分が
                    
「ちゃんとしている」
                     
「正しい」

                      
と思えば思うほど
                               
自分の周りには
                            
「ちゃんとしていない人」
                        
「正しくない人」

                                 
だらけになっちゃうんです。


最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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「人間関係の強み」の見つけ方
人間関係専門カウンセラーの山中臣宣でした。

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