前節のサムットソンクラームFCとの試合で、久しぶりにスタメンを外れました。
戦術的な理由でスタメンを外れるのは、2011年にチョンブリFCでプレーしていた時以来かな。
チームは5−1と快勝し嬉しかった、と同時に悔しさや嫉妬もフツフツ湧いてきたし、人の活躍を素直に喜べない負けず嫌いも自分の中に健在で、懐かしい気持ちになりました。
調子が悪くても、結果を残せなくてもスタメンで出場した五年間、自分の中にモチベーションを生み出しながら走ってきたけど、本当の意味でのコンペティションの中に身を置けていなかったと思います。
これは最近読んだ、鳥取県で開催されたインターナショナルドリームカップで3戦全勝の圧倒的な強さで優勝したU-16マリ代表の記事です。
圧倒的な身体能力の高さはさることながら、彼らの強さを支えるのは生きるか死ぬかのハングリー精神。
U-16マリ代表監督のコムラ監督は試合後このように語っていました。
「もしかしたら日本選手の頭の中に『生きるためにはサッカーしかない』という感じではないのかもしれませんね。彼らには他の選択肢があるのかなという印象は受けました。マリの選手は違います。彼らにとってサッカーは、本当に生きるための手段なのです」
このコメントを見た時に、彼らは生きるか死ぬかの厳しいコンペティションの中に常に身を置いているからこそ、ハングリーになれて強いハートが育つのだと確信しました。
生きるか死ぬか、スタメンで出場できるかできないか、営業利益を上げるか下げるか、ゴールを決めるか決めないか、人それぞれにあるコンペティションの中で本当の技術、能力、人間力は育っていきます。
32歳で気づいたの?遅くない?
いやいやそんなことはない。
ここからチーム内にあるコンペティションの中で、自分がどう変われるか?
楽しみます。
Get expected and it’s competition time.
ひぐ