世の中”金”ですか? | 樋口大輝のブログ

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タイのチェンライユナイテッドでコーチをしています。グローバルな世界で生き残るために必死に生きています。好きな言葉は“最後に生き残る種は、最も強い種でも最も賢い種でもなく、最も変化に適応できる種だ” 10年以内に監督としてアジアを獲ります。

昨日、人生初のストライキを決行した。

給料遅延を繰り返すチームに対しての、ささやかな抵抗?アピールとでも言おうか。

僕らはプロ、言い方を変えれば仕事としてサッカーをやっているわけで、そこで評価されてお金をもらう。

お金がその選手の価値であるし、選手のモティベーションだ。

でも僕らがチームに示したその態度が、良い事なのか、悪い事なのかはわからない。

正直、違和感がある。




世の中”金”やと思う。

お金があって損はない。

でも、何のために自分がサッカーをしているのかっていうそれとは、意味が違ってると思ってた。

でもこの考え方は、自分自身がこれまで豊かな暮らしをしてきた証拠で、貧しい暮らしを強いられてきた人は、こんな綺麗事を並べるような事は絶対にしない。

実際にタイに来ている、アフリカの選手たちを見ればわかる。

Football is my life・・・

ではなく、

Football is money.

お金の為、生きる為の己の使命としてサッカーを捉えている。

だから、サッカーに対してもお金に対しても、ハングリーさが違う。

お金をもらえれば、勝とうが負けようが関係ないって言うし・・・




ひぐは、お金は後から付いてくるものだと思ってた。

サッカーに真剣に、まじめに取り組んで結果を出して、最後にその評価としてお金がもらえる。

でも今回の件は、お金が先に走ってる。

お金が払われないからサッカーをしない。

この考え方に物凄く違和感があったし、ブログに書いて考え方を共有したかったわけです。

じゃあこれに違和感を抱く俺は、何のためにサッカーしてんだろう?って。

考えて、最終的に辿り着く先には、お金がある現実・・・

なんだかな~

答えはないです。

ていうか出ないです。


                                     ひぐ