マキタ(ロビン)4サイクル 刈払機 MEM427 | 岩手県 二戸市 の工具専門店 STIHL Shop スチールショップ ひぐひぐのブログ

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修理中止になって処分してくれとのこと、だった4サイクルがあったので、暇ができたので分解してみました目

 

 

ユーザーさんはホームセンターで購入後、1年半の使用でエンジンが掛からなくなってしまったとのことで、当店に持ち込みの修理でした。

 

プラグが真っ黒で、スチールの4サイクルは混合燃料を使うタイプなので簡単なのですが、オイルパン式はわからず、マキタはサービスが充実していて、見積もり料が掛からないので、修理品をお預かりしてメーカーに見積もり依頼しました。

 

結果、バルブ交換で、ちょっと高額だったのと、同じ使い方(回転数を上げずに傾斜ちを刈ってた)をすると、また同じ故障の可能性があるとのことで、2サイクルに買い替えられました。

 

バラして納得、私なら2万円以上いただく修理になります。2サイクルの3倍は時間掛かります。

 


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オイルパン式なのでやはり長いです。(重量もプラス)
 

 

中をあけてビックリ、スゴイ技術です。4サイクルなら当たり前の技術かもしれませんが、この技術で、ホームセンターなどで3万以下で販売されてるのですから、他メーカーはコストダウンに必死になるでしょう(排ガス規制のからみで、排ガスが少ない機種を一定台数売らないと、従来タイプのモノが販売できない総量規制)

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オイルが逆流しないためのボールでしょうか?目 4サイクルを深く勉強しなくてはですあせる
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故障の原因となったカーボンです。2サイクルならよくある量なのですが、4サイクルにとっては致命的だったようです。
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オーバーヘッドを外して、バルブを外す前に、カムも拝見目摩耗しやすいカムは金属になってました。さすがです。
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このカムとクランクを戻す時にピストンの位置、カムの位置を合わせないとエンジンが掛からないので大変です。
今回はバラして勉強するだけなので気は楽でしたあせる


 

故障原因のバルブにようやく辿り着きました。カーボンが付着してます。左が排気バルブ。右が吸気バルブ。

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排気バルブについたカーボンがシリンダーとの密閉性が保たれなくなったのが、エンジン始動しなくなった原因のようです。吸気バルブは付着してませんでした。 

 

 

排煙時の開いたときに、未燃焼オイルがアタリ部分にまで付着してしまったようです。

 

 

 


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ピストンリングが2本あって、下のオイルリングから、上がってしまったオイルが燃焼しきれずにカーボンになってしまったのでしょう。4サイクルオイルは燃焼しにくいですから少量でもカーボンになってしまったのでしょうあせる

 

素人考えで燃焼しやすい2サイクル用のオイルを使用していればカーボンになりにくかったのかなひらめき電球と、おもってしまいましたが、やらないでくださいあせる温度が高温になって、プラグの火がなくても発火してオイルパンが燃えたら大変なのであせるまぁ燃えるかわかりませんが、あくまで使用時はメーカー推奨のオイルでお願いします。

 



と、このようにバルブ交換して、シリンダーのアタリの洗浄等を行って、組直しには時間がかかるので高額になります。

しかし、この技術の製品で3万以下で販売されているのだから凄いな~ と、関心してしてしまいました目


 

 

 

もろもろ考えると、4サイクルエンジンは

 

マキタ や ホンダ の4サイクル はオイルパン式のため 保管方法、使用場所(傾斜地)、点検不足によって 故障原因になりやすいので

 

 

 混合燃料方式の STIHLの4サイクルエンジン

4MIX エンジン

は、利にかなってるんだなとつくづく納得ニコニコ

 


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使用環境によってエンジンは斜めや、逆さまになることがあります。

 

4サイクルでありながら、オイルパン(オイル潤滑方式)を用いず、燃焼しやすい混合燃料を使用するスチール独自の4サイクルエンジンは大変 優れていると思います。

 

4サイクルの燃焼室のカーボンの蓄積は故障原因になりますので、初期性能を維持するには、オイルは燃焼しやすく、潤滑性能が高いHPスーパーがお勧めです。

 

 

刈払い機や、ブロワなどで採用されていますアップ






 

 

 

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