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またまた、カーボン溜りの修理がはいってきました。
最初はお客さんがスターター部のみを持ってきて、ロープの戻りが悪いとのこと。軽く引けるようにする為の太いスプリングが曲がってました。そして、樹脂の部分が擦れて変形していました。
この時点で本機ごと持ってきていただくように促しておくべきでした。スプリングと樹脂の爪の部分を交換してお客さんにお渡ししたあと、「エンジンが掛からない」と戻ってきました。
ロープが異常に重い・・・・エンジン焼け?カーボン溜り? 以前、ロープが切れたお客さんのエンジンもカーボン溜りだったので、とりあえずあけてみることに
マフラー、デコンプ、クランク、ベアリングいたるところにカーボンが・・・・・
排気デコンプにみっしり詰まり、ベアリングもカーボンで詰まってます
高額修理になることを伝えたところ、修理はおこうなうとうことになりました。
初期性能には戻りませんが、買うよりは安いとのことで・・・・
ピストンリングもカーボンでベッタリくっついていて、リングが広がりません
ピストン、ピストンリング、ベアリングは交換することにしました。
白煙防止剤(ポリブデン)の影響でしょうか?ベアリングもロックしそうになっていました
清掃、ベアリング交換後
後は部品の入荷待ちですが、気になるところが・・・・ クランクシャフトがベアリングの内圧に対して、手で入ってしまいました。ベアリングの回転不良の影響でしょうか?若干シャフトが痩せたのではと心配しております・・・・
排気量が25.4ccのタイプなので、パワーがあるから、常時、低速で使用していたそうです。刃も切れたのでしょう。
ですが、オイルが悪かったのが原因だったのでしょう。ここまで溜まってしまう混合燃料なら、どのメーカーの刈払機を使用してもいずれ起こってしまう故障だったと思います。(ちなみにユーザーは一般の方で購入から3年でした)
タンクに残っていたのをあけてみてみました
若干、色が悪いのがわかると思います。赤い混合オイルならもう少し赤いです。
刈払機は燃費を気にされるなら、オイルも気を使っていただきたいところです。
低速での使用は温度も上がらないので、オイルが完全燃焼しにくくなります。排気の勢いでカーボンを飛ばす量も少なくなります。また、ポリブデンはオイルの入れ替わる性能が低いそうです。開放型のベアリングに進入したオイルが入れ替わることができなくなっていたこともベアリングが回転不良になっていた原因でしょう。
混合オイルはやはり重要です。
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