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初心者のための泣き演技

こんにちは。


以前も書かせてもらいましたが、
泣く演技についてお送りします。

よくドラマや映画で泣く演技がありますが、
なぜ必要なのでしょうか。


もちろん悲しみを伝えたいのですが、
どれだけ大切なモノを失ったかを伝えたいのです。


その失われたものの大切さを伝え、
大きな喪失感がドラマを引っ張るエネルギーとなっていきます。

なので、
どれだけ大切だったかを伝えることができれば、
必ずしも涙を流して泣く必要はないと思います。


逆にただワーワーと泣く演技を見せ付けられると逆に観ている側としては
冷めてしまいます。


でも涙がどうしても欲しいシーンはあると思いますので、
涙を流して泣く方法についてみてみましょう。


・ウソ泣き
一番簡単な泣く方法は、この「ウソ泣き」です。
つまり、「本当は悲しくないのに、泣くフリをすること」です。

さて、ウソ泣きとは何のためにするのでしょう?
それは、それを見ている人に、
「自分は悲しんでいる」ということを分からせたいからです。
そしてそれで何かを得ようとしているんですね。
いま自分は本当に悲しいと思い込むということです。


「ウソ泣き」で涙が流せる人は、それを「伝わる演技」にする必要があります。
そのままでは「勝手に泣いてろ」と思われてしまいがちです。
つまり、「自分の失った物の大切さ」に想いをどんどん馳せていけば、
「リアルな泣き」になっていきます。

とにかくまず、「ウソ泣き」にトライしてみましょう。
コツは、やはり「目の動きと呼吸」です。

・悔し泣き
悲しみの涙を流すことができなくても、この「悔し泣き」なら泣ける人がいます。
これは「人から屈辱を受け、でも直接相手に怒り返すことができなくて、
相手と自分の両方に怒りを感じて泣く」ということです。

ここでの失われたと感じているものは、「自分のプライド」です。
「プライド」とは、「自分を素晴らしいと思う気持ち」のことです。
それを相手から否定されて、そして自分でもそれに同意してしまったので、それを後から考えて怒って泣いているのです。
「プライド」は、演技をする上でとても重要な要素です。


泣く演技ができることは、あらゆる演技の悩みを解消するカギになるほどの大きなステップです。

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