【覚醒園児編】部分練習 | ヴァイオリンEtude

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息子と娘のバイオリンおけいこブログ。時々ピアノ。コンクールや発表会など、割とディープに語ってます。狭い世界だから身バレ防止に読者は承認制にさせて頂いてます。

バイオリン&ピアノ
子供の練習についての考察




他はほぼ出来ているのにここだけつっかえちゃうんだよね。

そんな時は…

つ【部分練習】





ハイ!キタコレ部分練習!(°∀°)b

まぁザックリ説明致しますと、出来ない所だけ何度も練習すると出来るようになるんです。
え?知ってます???
そりゃそうですよね。
でも幼児は説明してもなかなか分かってくれないんですよorz




練習で一番時間割かれるのは出来ない部分。
そして子供が泣いたり癇癪を起こすのも出来ない部分。

前回の記事で書きましたが、短く貴重な練習時間をダラダラ無駄に消耗する訳にはいきません。
弾けない部分があるにも関わらず、最初から最後までなんとなく弾いてみる。
それを5回10回繰り返したって、なかなか弾けない部分は弾けるようになりません。

・指が回らなかったらゆっくり何回か弾けば出来ます。
・リズムが分からないのなら覚えればいいだけです。

何故その部分が弾けないのかしっかり原因を見極めてあげましょう。
そして弾けない部分をピックアップして、一番効率よく出来る練習に切り替えてあげればよいんです。





でもここで気をつけなければならないのは『母が考えた最高の部分練習をおやりなさい!』って言ったって、子供は反抗するように出来ている事実です。
彼らは最初から最後まで通して弾く効率の悪い練習が何故だか大好きなんですよね(笑)
何故好きな通し練習を我慢してまで、嫌いな部分練習をしなければならないのか、子供が理解してなければ効果はありません。
何故ならば、『集中』が鍵になってくると思うのですが、本人が練習の意味を理解していないとその『集中』を欠いてしまうからです。

小さい子が理解するには口頭の説明より実際の体験を通して納得させるのが一番だと思います。
ウチの子も当然のごとく部分練習が一番嫌いでした。
出来ない所は自分でも分かってるしイライラするんでしょうね。
でもその状態を打破したのは『普通の子は100回の練習が必要だけど(大嘘)貴方は10回で出来ちゃったんだ!すごーい!』←このフレーズでしたねw
そうなるともっとママにすごいって思って欲しい!となるべく少ない回数でこなそうとするから、いやいやダラダラ部分練習する時と比べ集中が全然違いました。

子供がその気になる台詞はその子の性格によって違うのでしょうけど、それでも何回かやってる内に子供もこの方法だと効率よく上手になると実感すると思います。
根気よく子供に部分練習がいかにすごい効果を持ってるのか実感させてあげて下さい。




部分練習のやり方


まず通して弾いて気になる部分があったら鉛筆で印をつけます。

で、その部分を何度も弾いて完成度を高める訳ですが…
『天才であればある程少ない回数で出来る様になる!』と思い込ませます(笑)
とにかく1回1回が真剣勝負!集中を高めゆっくりと正確に。

インテンポで流して何度も弾くよりも、ゆっくり正確に何回か弾く方が効果的です。

子供の場合、10回でも20回でもノルマを決めてあげた方が集中が持続します。
「出来るまで」にすると出来そうも無いと思った瞬間、全ての集中が削げてしまいますから。
出来なかった場合、「最初よりもずっと良くなったよ」「あとちょっとだね!」「明日にはもう出来そうだね!」前向きな言葉をかけてあげて下さいね。

出来た場合はとにかく大げさに褒めてあげて下さいv
(そして間違っても「もっともっと!」と追加ノルマを課さない事!(笑)