デヴィッド・ボウイの最新ビデオ「The Next Day」が5月8日VEVOで先行公開したもののYouTubeの規約違反ということで速効削除されてしまい、全世界的に見れなくなり、大騒ぎとなってましたが、その続報が!!!凄いことになっちゃってます。。。
●デヴィッド・ボウイ第三弾シングル「ザ・ネクスト・デイ」ビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=7wL9NUZRZ4I
YouTubeでこのビデオを観ようとすると「この動画は、一部のユーザーに適さない可能性がある。」ということで削除され、日本もYouTubeのリンク先にいくと同様に「利用規約に違反」というフレーズで見れなくなっていましたがその後、海外では年齢制限を設けて18歳以上が見れるようになったとのこと。
ビルボード誌がYouTubeに問い合わせたところ「削除したのは間違いだった」といいつつ年齢制限を設けた理由は明らかにされていなかった・・・と。
(詳しくはこちらに)
その後海外ではカトリックの重鎮がコメントを発表し、それが様々なサイトに飛び火。
http://www.uncut.co.uk/david-bowies-the-next-day-video-criticised-by-catholic-church-news
元カンタベリー大主教のケアリー卿(Lord Carey)(注:1991年~2002年)がボウイの「ザ・ネクスト・デイ」のビデオを「人を苛立たせる未熟な内容」と酷評。
「もしこのビデオの中でキリスト教が真摯な形で持ち上げられているのであれば、キリスト教徒たちも宗教的なイメージが売り物にされているからと言っても心配しすぎることはないと思う。ボウイにイスラム教のイメージを売り物にするほどの勇気があったかどうか疑わしい。非常に疑わしい。正直なところ、私はこのような未熟な内容のビデオに腹を立てることはないが、キリスト教徒たちは不快な言動に対して立ち上がる勇気を持つべきだ。このビデオが人を苛立たせているかも知れないことをボウイが認識してくれることを願う」
また、「全米最大のカトリック人権団体」であるカトリック・リーグ(Catholic League)も、「ボウイの“イエス”ビデオは無秩序」と題したブログを掲載。
ビル・ドノヒュー代表:
「ボウイは帰ってきたが、長居してくれないことを望む。ロンドンからやってきたこの両刀使いのバイセクシャルの老人は、今度はイエス様のようなキャラクターに扮して舞い戻ってきた。ナイトクラブのような汚い場所には、牧師、枢機卿、半裸の女性たちが集っている」。ボウイ自身に関しては「宗教に関して支離滅裂以外の何者でもない。つまり、このビデオは無秩序なアーティスト自身を反映しているのだ」
と大激怒!というか誹謗中傷にも近い毒舌が。。。
さらにこのドノヒュー氏のコメント続く
「彼はかつてこのように公言した。"あの頃若く無邪気だった私は、チベット仏教に大きな魅力を感じていた。ここに救いがある、と思っていた。だけどあまりうまくいかなかった。それからニーチェ哲学、悪魔教、キリスト教を渡り歩き…陶芸もやり、最終的に歌に辿り着いたんだ。長い道のりだったよ”陶芸がうまくいかなかったとはご愁傷様だ。」
もう言いたい放題。。。
ちなみにカトリック・リーグ(ドノヒュー氏)は1997年にも、PULSE誌のボウイの広告に関して「キリストに扮しているのは明らか。もし可愛げがあると思っているのであれば間違いだ」と批判したそうです。
こちらのUKインディペンデント紙では今回のボウイの「The Next Day」だけでなく、これまでに「キリスト教を冒涜している」と言われたビデオを紹介
http://www.independent.co.uk/arts-entertainment/music/news/music-videos-david-bowies-the-next-day-is-not-the-first-time-a-pop-star-has-tried-to-emulate-christ-8608255.html
●マドンナ「ライク・ア・プレイヤー」(十字架が燃えるので)
●レディー・ガガ「ジューダス」(マドンナにインスパイアされているとして)
●NAS「ヘイト・ミー・ナウ」(NASがゲッセマネ庭園[エルサレムの神殿を囲む庭園で、キリストが最後の祈りを捧げた場所]らしき場所を歩くので)
●ニッキー・ミナージュ「フリーダム」(ノアの箱舟が出てくる)
こちらのハリウッドレポーターでは「ビデオの中のショッキングなシーン」のみを写真で紹介。
http://www.hollywoodreporter.com/earshot/10-shocking-images-david-bowies-519481
果たしてこのあとどうなっちゃうのでしょうか?
ちなみにこのマリオン・コティヤールは手の平から血を流しているところは、キリストが十字架に釘で貼りつけにされたときの太い釘が手の平に開けた穴を表現してるのではないか?とのことです