$HIGH-HOPES管理人のひとりごと(洋楽ロック)

仕事関係、友人、幼馴染etc.なじみの関係者が語るデヴィッド・ボウイ秘話!
お次は10代の頃交際していたダナ・ギレスピー(歌手)。

彼女はボウイのアルバムにバックコーラスで参加したり(ジギーとか)、
彼女自身のアルバムもリリースしてました。
(下記のアルバムにはなんとJIMMY PAGEもギターで参加)

$HIGH-HOPES管理人のひとりごと(洋楽ロック)

曲もなかなか
http://www.youtube.com/watch?v=lYp_vx4HyAE

今でも活動してるみたいです
http://www.youtube.com/watch?v=vpr65V3mrmk


デヴィッドに出逢ったのは1962年、
彼のマーキー公演のときだったわ。
私が髪の毛をブラッシングしていたら、
彼がブラシを取り上げて、
ブラッシングを続けてくれたの。
家に泊めてくれないかと聞かれたわ。
シングル・ベッドだったから狭苦しかったけど、
翌朝には両親に紹介したの。
彼の髪があまりに長かったから、
親は彼が女の子だと思ったのよ。

みんなは私のルックスに興味を持っていたけど、
デヴィッドは私のバレエシューズを持ってくれたり、
ギターを教えてくれたりして励ましてくれたの。
彼の両親にも会ったわ。
ワーキング・クラスの家に行ったのは初めてだった。
お兄さんが精神病院に入っていたからお見舞にも行ったわ。
あるときデヴィッドはこう言っていたのよ。
「なんとしてもここを出たい。こんな生き方はしたくないんだ」ってね。

付き合ってはいたけれど、恋愛とは言えなかったわね。
ある日「会ってほしい人がいるんだ」
と言われて会ったのがアンジー・ボウイだったわ。
私と彼女がレズビアンだったと書いてある伝記もあるけど、
私たちは仲が良かっただけよ。
デヴィッドはクールで冷静だったけど、
アンジーがゾーイを産んでから彼女とイタリアに旅行したら、
デヴィッドから毎日電話がかかってきてね。
「寂しい。帰ってきてくれ」って。

彼はマネージメントと不仲になってベルリンに逃げたけど、
話もできないくらい落ち込んでいる親友を見るのは辛いものよね。
何年も経ってからミック・ロンソンに会ったら、
「デヴィッドが口をきいてくれない」とこぼしていたわ。
彼はスパイダーズ・フロム・マーズを解散したことで
できた心の傷と直面したくなかったのでしょうね。
代わりにアメリカ人ミュージシャンと
何か変わったことをやる必要があったのよ。

―――ダナ・ギレスピー(歌手。10代の頃交際していた)



【DAVID BOWIE日本公式サイト】
http://www.davidbowie.jp
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